キヤノン、デジタル一眼ユーザー向けのA3ノビ対応フォトプリンタ2機種

» 2006年02月23日 22時34分 公開
[ITmedia]

 キヤノンは、A3ノビ・半切サイズの用紙に対応したインクジェットプリンタ「PIXUS Pro9500」と「同Pro9000」の2機種を2006年夏に発売する。プロ・ハイアマチュアのデジタル一眼レフユーザー向けに投入する製品で、同社が販売する「EOS DIGITAL」シリーズとの高い親和性を持つ。「Pro9500」が8万円前後、「Pro9000」が6万円前後で販売される見込み。

photo PIXUS Pro9500

 Pro9500は、全10色の新インク「Lucia」(ルシア)を採用した顔料モデル。フォトブラック/マットブラック/グレーの異なるブラックインクを追加することで、モノクロプリント時のなめらかな階調表現を実現したほか、全色顔料インクによる高い耐候性が特徴だ。解像度は4800×2400dpiで、最小インク滴は3ピコリットル。ファインアート紙や半切サイズなどの多彩な用紙を本体前面から給紙できる。プリント速度はA3ノビフチありイメージで約239秒(約280×360ミリサイズの画像を印刷した場合)となっている。

photo PIXUS Pro9000

 Pro9000は、レッド、グリーンを含む8色染料インクを採用したモデル。微妙な色合いの表現や透明感といった、染色インクが持つ高い発色性と光沢性を生かした写真プリントが特徴となっている。解像度は4800×2400dpi、最小インク滴は2ピコリットル。手差し&スイッチバックのフロント給紙はPro9500と同様だ。プリント速度はA3ノビフチありイメージで約83秒(約280×360ミリサイズの画像を印刷した場合)。

 両製品ともに、RAW画像閲覧/編集ソフト「Digital Photo Professional 2.1」と、Adobe Photoshop CS/CS2に対応したプラグイン「Easy-PhotoPrint Pro」がバンドルされ、EOS DIGITALシリーズでの撮影から、現像、編集、プリントまでを効率的に行える。外観についても、丸みを帯びたボディや電源LEDにEOSの表示パネルと同じブルーライトをあしらうなど、デザインの統一が図られている。

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