PCパーツベンダーが多数籍を置く香港や東アジア各国に関連する旧正月。その長期休み期間と重なる2月は例年、新製品が少なくなる傾向にある。しかし今年はその影響がやや少なかった傾向だったようで、毎週新モデルが複数入荷された。
とくにグラフィックスカードは、RADEON X1900シリーズが登場した1月の勢いをそのままに、同シリーズCrossFire Edition(レビュー参照)や、1枚のカードにGeForce 7800 GTを2基搭載するデュアルGPUカード、ASUS「Extreme N7800GT DUAL/2DHTV」(レビュー参照)、AGPタイプとして最強との声が高いGeForce 7800 GS搭載製品(レビュー参照)など多数が登場し、話題にこと欠かなかった。
今月、ようやく同社最強のCrossFire環境が整ったATI GPU搭載グラフィックスカードは「ハイエンド志向の人を中心に最初の週はよく売れました。2月末となった現在は落ち着いてきましたが、いまだに購入比較のための問い合わせも多いです」(某ショップ)とのことだ。ただしその価格や想定ターゲットからか、アキバ全体で品薄というわけでもなく、何店か店舗を回れば入手できる状況のようだ。
いっぽうのGeForce 7800 GS搭載製品も各ショップで好調に売れた。こちらはアキバ全体の在庫数もやや少数だ。「現在もAGPマザーをメインで使っているユーザーらが、最後のAGPアップグレードをということで買い求めている傾向です」と反応のよさに喜ぶショップも多かった。
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