5分で分かった気になる、2月のアキバ事情2006年2月(1/3 ページ)

» 2006年02月28日 23時41分 公開
[古田雄介(アバンギャルド),ITmedia]

ATIはRADEON X1900 CrossFire Edition、NVIDIAはGeForce 7800 GSを投入

 PCパーツベンダーが多数籍を置く香港や東アジア各国に関連する旧正月。その長期休み期間と重なる2月は例年、新製品が少なくなる傾向にある。しかし今年はその影響がやや少なかった傾向だったようで、毎週新モデルが複数入荷された。

 とくにグラフィックスカードは、RADEON X1900シリーズが登場した1月の勢いをそのままに、同シリーズCrossFire Editionレビュー参照)や、1枚のカードにGeForce 7800 GTを2基搭載するデュアルGPUカード、ASUS「Extreme N7800GT DUAL/2DHTV」(レビュー参照)、AGPタイプとして最強との声が高いGeForce 7800 GS搭載製品(レビュー参照)など多数が登場し、話題にこと欠かなかった。

photo ATI「RADEON X1900 PCIE 512MB CROSSFIRE」が2月初めに登場し、ほかにもSapphire玄人志向製RADEON X1900 CrossFire Edition搭載モデルも出回った。価格はそれぞれ8万円前後(左)。また、CrossFire Editonの登場と同じタイミングでRADEON X1900シリーズで最上位となるRADEON X1900 XTX搭載のATI純正「RADEON R580XTX PCIE 512MB」の価格改定も行われ、サードパーティ製品とほとんど価格差がなくなった(右)
photo こちらはAGPタイプのGeForce 7800 GS搭載のMSI「NX7800GS-TD256」。価格は4万円前後。こちらも2月初旬に登場し、ごく最近はATI陣営に話題を独占されていた市況に大きく風穴を開けた
photo GeForce 7800 GTを2基搭載するデュアルGPUカード、ASUS「Extreme N7800GT DUAL」。価格は10万から11万円後半で、全世界2000枚限定

 今月、ようやく同社最強のCrossFire環境が整ったATI GPU搭載グラフィックスカードは「ハイエンド志向の人を中心に最初の週はよく売れました。2月末となった現在は落ち着いてきましたが、いまだに購入比較のための問い合わせも多いです」(某ショップ)とのことだ。ただしその価格や想定ターゲットからか、アキバ全体で品薄というわけでもなく、何店か店舗を回れば入手できる状況のようだ。

 いっぽうのGeForce 7800 GS搭載製品も各ショップで好調に売れた。こちらはアキバ全体の在庫数もやや少数だ。「現在もAGPマザーをメインで使っているユーザーらが、最後のAGPアップグレードをということで買い求めている傾向です」と反応のよさに喜ぶショップも多かった。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年03月19日 更新
最新トピックスPR

過去記事カレンダー