2週間ほど前から噂や憶測が絶えない「Origami」。ドイツ・ハノーバーで3月9日に開幕する「CeBIT 2006」で発表と言われているが、前日の3月8日、小雪舞うCeBIT会場を心細い思いで歩き回った末、とうとう見つけた! ……かもしれない。
Origamiは、OSにMicrosoftのWindows XPを搭載し、IntelのCeleronチップを搭載した超小型のWindows端末、と聞いていた。また、米ニュースサイトではSamsungのブースで発見との報告もあったので、会場に着くや、Microsoft、Intel、Samsungのブースを回る。だが、まだブースはどこも工事中で、担当者の口も重い。
明日(9日)予定されているIntelのプレス発表会が、その発表の場になるらしいのだが、8日の夕方、ASUSのプレス向け内覧会に行ってみると、それらしき端末がガラスのショーケースの中にある。担当者に「これは?」と聞くと、「まだ話はできない。明日のIntelの発表会後に詳細を発表する」という。これがあのOrigamiなのか?
さて、マザーボードなどのコンポーネントベンダーのイメージが強いASUSだが、今年のCeBITでは、このOrigamiかもしれない端末のほか、皮加工の11インチノートPC「S6」シリーズ、イタリアのスポーツカーメーカーのLamborghiniと組んだノートPC「ASUS Lamborghini VX1」が目玉という。ASUS Lamborghini VX1は黄色と黒の2色で展開し、1Gバイトのメインメモリ、120GバイトのHDDを持つ。無線LANやBluetoothなどの機能を網羅し、15インチながらアルミを利用することで重さは2.5キロを実現したという。
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