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レビュー2006年04月04日 10時32分 更新
TVキャプチャーカード:iPod/PSPでそのまま再生──MPEG-4録画+自動転送機能付きのTVカード「GV-MVP/GX2」 (4/4)この機能だけでも「買い」。録画後、携帯ビデオプレーヤーに自動的に転送する機能iPodやPSPといった動画再生対応の携帯プレーヤーユーザーに大変便利なのが、その機器を接続しておけばそのままデータ転送まで済ませてくれる機能だ。iPodやPSPなど携帯ビデオプレーヤーと連携して活用を想定するならば、この機能だけでも「買い」だ。
録画終了後の“エクスポート設定”にて、iPodやPSPなどへ自動的に転送するか否かを設定できる。録画時、PCにiPodやPSPが接続されていない場合も、後からmAgicガイドでの操作でMPEG-4ファイルを簡単に転送できるiPodの場合は、基本的には「iTunes」経由で転送するために特に動画転送にあたる知識はそれほどいらないが、PSPでは対応ソフト以外でデータを活用する場合に、決められたフォルダ/ファイル名にユーザー自身で作業して転送する必要がある。 またMPEG-4といってもフォーマットや解像度、ビットレートなど各プレーヤーそれぞれで対応する設定が異なる。ここが結構大きな壁となる。本機の各プレーヤー対応プリセットと自動転送機能を活用することにより、これら知識がなくても録画した番組を各々のプレーヤーに沿ったMPEG-4ファイルを生成し、転送できるようになっている。この自動転送機能は、既存のファイルを変換するGV Encoder使用時も利用可能だ。
GV Encoderで既存ファイルをMPEG-4変換した場合も、変換終了時に携帯プレーヤーに自動的に転送できる。なおiPod用データの場合は、iTunesへの登録のみを指定することもできる(画像=左)。GV Encoderでは変換後のファイルを指定サイズで分割する機能もある。容量の少ないメモリカードタイプのプレーヤーで活用するならば、有効となる機能だろう。ただしこちらはソフトウェアエンコードのみで利用するようになっている(画像=右)なおGV Encoderの利用に関しては、旧モデルであるGV-MVP/GXより制限が増えた面もある。GV-MVP/GXではmAgicTVでのTV視聴中/録画中でもMPEG-2のトランスレート/エンコードが実行できたが、本機ではTV視聴時や録画中にハードウェアMPEG-2/MPEG-4トランスコードは行えず、MPEG-2トランスレートのみ実行できる。これは本機に搭載されるXCode II-Eが備える同時ストリームが可能な処理数が1つであることに起因する。 ただし排他処理は自動で行われ、番組録画の処理が最優先となるため、GV Encoderを使用してしまったために録画が中断されることはない。GV EncoderでMPEG-2/MPEG-4ハードウェアエンコード中に予約録画が開始されたり、mAgicTVを起動すると、GV Encoder側の処理は一時中断され、再度ハードウェアエンコードが可能になった時点で自動的に処理が再開されるようになっている。 クオリティを求める“PC録画派”、そして、とにかく手軽に携帯動画プレーヤーを楽しみたいユーザーに本機は今回の検証でも結果として出たように、スプリットキャリアチューナーの採用にて画質、音質が向上している。実際、アナログ地上波を録画してどうかと言われると即座に体感できるほどではないが、旧モデルと比較し、着実に改善が進んだのは事実だ。 そもそもPC向けのTVキャプチャーカードは、数年前から高画質化機能をひとそろい搭載した製品が一般的となり、アナログ放送録画用製品としてはほぼ成熟してしまった感がある。そこにあって価値が見いだされるのは、“PC録画派”が望む機能がさらに備わっているか否かということになろう。MPEG-2で保存用として録画し、さらにDivXやWMVにエンコードして普段使い用のデータを生成するような使い方をするユーザーにとって、チューナーの変更によるノイズの少なさは魅力となろう。 もう1つは次第に普及しつつある「携帯ビデオプレーヤーへの活用」に便利な機能も、購買意欲に結びつく大きなポイントとなる。あらかじめ用意される録画設定やMPEG-2+MPEG-4で同時録画できる機能のほか、自動転送機能も含めて携帯ビデオプレーヤーを簡単に活用したいユーザーには非常に適している。 あえて難点を挙げるとすれば、エンコード可能なフォーマットがMPEG-4 SimpleProfileのみで、より高画質なMPEG-4 AVC(H.264)に対応しないこと、デジタル放送などコピーコントロールされた番組は録画/エンコードができないなどがある。徐々に家庭用AV機器でもMPEG-4録画に対応する製品が増えているが、そのことを差し引いても、デスクトップPCを所有しているのであればコストパフォーマンスはかなり高い。 スプリットキャリアチューナー+XCode II-E採用による高画質さが期待できる性能と、携帯動画プレーヤーと連携できる便利機能の搭載は、クオリティを求めるヘビーユーザー、そして携帯動画プレーヤーを活用したいユーザー双方に向く製品だといえるだろう。 関連記事
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