2006年夏モデルとして新たに登場したのはAV重視タイプ「Qosmio F30」にA4汎用ノート「dynabook AX」「dynabook CX」「dynabook TX」、そして携帯重視の2スピンドルノート「dynabook MX」の合計5シリーズ。
Qosmio F30は地上デジタルに対応してCentrino Duoを採用しながら価格を抑えているのが特徴。汎用A4ノートのdynabook CX、dynabook TXも最上位モデルではCentrino Duoを採用。dynabook SS MXではIntel Core Duo搭載モデルに加えてIntel Core Soloモデルも用意されている。価格はすべてのモデルでオープン。出荷開始は4月下旬(dynabook CXの一部モデルのみ5月中旬)の予定。
Qosmio F30は「Qosmio F30/695LS」「Qosmio F30/675LS」「Qosmio F30/670LS」の3モデル。F30/695LSはホワイトモデルとブラックモデルの2種類が用意されている(ほか2モデルはホワイトモデルのみ)。
Qosmio F30は従来の17インチワイド液晶ディスプレイ搭載の最上位シリーズ「Qosmio G30」のエントリーモデルという位置付けになる。搭載する液晶ディスプレイのサイズは15.4インチワイドと小ぶりになったが、最上位モデルのF30/695LSは地上デジタルチューナーを搭載し(ほかに地上アナログ対応チューナーも搭載。Qosmio G30/596LSと同様、アンテナブースターとアッテネータを同梱する)、Intel Core Duo T2300(動作クロック1.66GHz)、Intel 945 PM、GeForce Go 7600と液晶ディスプレイ以外の主要なスペックはQosmio G30のエントリーモデルとほぼ同じである。
番組の視聴と録画はコントロールソフト「Qosmio AV Center」で行うが、こちらもG30/596LSと同じくQosmio AV Centerだけで地上デジタルと地上アナログの両方が利用できる。東芝のDVDレコーダ「RDシリーズ」ユーザーやQosmioユーザーの録画予約ランキングデータを使って好みの番組をリストアップする「おすすめサービス」もF30/695LSで参照できる。
製品名 | dynabook Qosmio F30/695LS | dynabook Qosmio F30/675LS | dynabook Qosmio F20/670LS |
CPU | Intel Core Duo T2300(1.66GHz) | Celeron M 420(1.60GHz) | |
メモリ(最大) | DDR2-533/512Mバイト(2Gバイト) | ||
HDD | 160Gバイト | 100Gバイト | |
グラフィックス | GeForce Go 7600 | Intel 940GML | |
キャプチャー機能 | 地上デジタル対応チューナー×1+地上アナログ対応チューナー×1搭載ハードウェアMPEG-2 | 地上アナログ対応チューナー×1搭載ハードウェアMPEG-2 | |
光学ドライブ | 2層式DVD±R対応DVDスーパーマルチ | ||
ディスプレイ | 15.4インチ(1280×800ドット) | ||
無線LAN | IEEE 802.11 a/b/g | IEEE 802.11 b/g | |
カードスロット | PCカードTypeII×1、ブリッジメディアスロット(SDカード、xDカード、メモリースディック対応) | ||
主なインタフェース | USB2.0×4、IEEE 1394×1、D出力 | USB2.0×4、IEEE 1394×1 | |
OS | Windows XP HomeEdition SP2 | ||
本体サイズ | 幅379×奥行き290.4×厚さ46〜52.1ミリ | ||
重量 | 約4.0キロ | 約3.9キロ | 約3.8キロ |
予想実売価格 | 26万円前後 | 22万円前後 | 20万円半ば |
出荷開始 | 4月下旬 |
12.1インチ液晶ディスプレイを搭載した1.9キロ級2スピンドルノートのdynabook SS MXは「dynabook SS MX/395LS」「dynabook SS MX/390LS」「dynabook SS MX/370LS」の3モデルが登場。筐体カラーは女性ユーザーを意識した「ネイビー」を採用。筐体パネルの素材にマグネシウムを使って軽くて丈夫なPCを目指しているが、重さは1.9キロと従来のdynabook SS MXより増加した。液晶ディスプレイは従来と同じ12.1インチサイズながらDVD-Videoの視聴を重視した最大解像度1280×800ドットのワイドパネルを搭載する。
搭載するCPUは最上位モデルのMX/395LSがIntel Core Duo T2300(動作クロック1.66GHz)、ミドルレンジモデルのMX/390LSがシングルコアのIntel Core Solo T1300(同1.66GHz)、バリューモデルのMX/370LSがCeleron M 420(同1.60GHz)。すべてのモデルでチップセットにIntel 945GMを採用し、メモリはPC2-4200を512Mバイト搭載する。
dynabook SS MXでは堅牢性を増すためにコーナーに丸みを持たせて衝撃を分散させたり、基板と筐体の間に空間を設けて液晶パネルやHDDの周りを緩衝材を配置することで衝撃を吸収させるなどの耐衝撃性能を持たせている。また、キーボードユニットと基板の間に防水処理を施した保護プレートや保護シートを配置して、キーボードにこぼした水滴の侵入を遅らせる対策も取られている(水滴が基板に侵入する前にデータを保存する)。
製品名 | dynabook SS MX/395LS | dynabook SS MX/390LS | dynabook SS MX/370LS |
CPU | Intel Core Duo T2300(1.66GHz) | Intel Core Solo T1300(1.66GHz) | Celeron M 420(1.60GHz) |
メモリ(最大) | DDR2-533MHz/512Mバイト(2Gバイト) | ||
HDD | 80Gバイト | ||
グラフィックス | Intel 945GM | ||
光学ドライブ | 2層式DVD±R対応DVDスーパーマルチ | ||
ディスプレイ | 12.1インチ(1280×800ドット) | ||
無線LAN | IEEE 802.11a/b/g | IEEE 802.11b/g | |
カードスロット | PCカードTypeII×1、ブリッジメディアスロット(SDカード、xDカード、メモリースディック対応) | ||
主なインタフェース・付属品 | USB 2.0×3、IEEE 1394×1 | ||
OS | Windows XP HomeEdition SP2 | ||
本体サイズ | 幅299×奥行き225×厚さ34〜34.8ミリ | ||
重量 | 1.9キロ | ||
バッテリー駆動時間 | 5.2時間 | 3.4時間 | |
予想実売価格 | 21万円前後 | 20万円半ば | 19万円前後 |
出荷開始 | 4月下旬 |
14.1インチワイド液晶ディスプレイを搭載した2スピンドル汎用ノート「dynabook CX」は「dynabook CX/875LS」「dynabook CX/855LS」「dynabook CX/835LS」の3モデルが登場。最上位モデルのCX/875LSはIntel Core Duo T2300(動作クロック1.66GHz)にIntel 945GM、Intel PRO/Wireless 3945ABGによるIEEE 802.11a/b/gのサポートといったCentrino Duoを採用。バリューモデルのCX/835LSはCPUにCeleron M 420(動作クロック1.60GHz)と搭載してATIのチップセット「RADEON Xpress 200M」を組み合わせている。
白を基調としたデザインが施されたdynabook CXが搭載するディスプレイは最大解像度1280×800ドットの14.1インチワイド液晶パネルで高輝度のClear SuperView液晶パネルを採用。全モデルでDVD±R DL対応のDVDスーパーマルチドライブを内蔵する。
製品名 | dynabook CX/875LS | dynabook CX/855LS | dynabook CX/835LS |
CPU | Intel Core Duo T2300(1.66GHz) | Celeron M 420(1.60GHz) | |
メモリ(最大) | DDR2-533/512Mバイト(1536Mバイト) | ||
HDD | 80Gバイト | 60Gバイト | |
グラフィックス | Intel 945GM | RADEON Xpress 200M | |
光学ドライブ | 2層式DVD±R対応DVDスーパーマルチ | ||
ディスプレイ | 14.1インチ(1280×800ドット) | ||
無線LAN | IEEE 802.11 a/b/g | IEEE 802.11 b/g | − |
カードスロット | PCカードTypeII×1、ブリッジメディアスロット(SDカード、xDカード、メモリースディック対応) | PCカードTypeII×1 | |
主なインタフェース・付属品 | USB2.0×4、IEEE 1394×1 | USB2.0×3 | |
OS | Windows XP HomeEdition SP2 | ||
本体サイズ | 幅343×奥行き242×厚さ36.5〜38ミリ | ||
重量 | 約2.5キロ | 約2.4キロ | |
予想実売価格 | 19万円前後 | 17万円半ば | 15万円前後 |
出荷開始 | 4月下旬 | 5月中旬 | 4月下旬 |
汎用ノートPCの上位シリーズとなるdynabook TXは「dynabook TX/880LS」「dynabook TX/860LS」「dynabook TX/850LS」の3モデルが登場。15.4インチで最大解像度1280×800ドットの液晶ディスプレイ、DVD±R DL対応のDVDスーパーマルチドライブ、光る機能ボタンを内蔵したタッチパッドなど、従来のdynabook TXシリーズの特徴を引き継ぎ、最上位モデルのTX/880LSはCentrino Duoを採用。
CPUにデュアルコアのIntel Core Duo T2300(動作クロック1.66GHz)、チップセットにIntel 945GMを搭載するなど内部構成は一新されている。
バリュークラスシリーズのdynabook AXは「dynabook AX/840LS」1モデルが登場する。搭載するCPUはCeleron M 370J(動作クロック1.50GHz)と強化されたが、チップセットのRADEON Xpress 200M、PC2-4200/512Mバイトのメインメモリ、80GバイトのHDD、DVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブなど、主要なスペックは従来のdynabook AXと変わりない。液晶ディスプレイも最大解像度1280×800ドットの15.4インチと同じだ。
製品名 | dynabook TX/880LS | dynabook TX/860LS | dynabook TX/850LS | dynabook AX/840LS |
CPU | Intel Core Duo T2300(1.66GHz) | Celeron M 370(1.50GHz) | Celeron M 370(1.50GHz) | |
メモリ(最大) | DDR2-533/512Mバイト(2Gバイト) | DDR2-533/512Mバイト(2Gバイト) | ||
HDD | 120Gバイト | 100Gバイト | 80Gバイト | 80Gバイト |
グラフィックス | Intel 945GM | RADEON Xpress 200M | RADEON XPRESS 200M | |
光学ドライブ | 2層式DVD±R対応DVDスーパーマルチ | 2層式DVD±R対応DVDスーパーマルチ | ||
ディスプレイ | 15.4インチ(1280×800ドット) | 15.4インチ(1280×800ドット) | ||
無線LAN | IEEE 802.11a/b/g | IEEE 802.11b/g | IEEE 802.11b/g | |
カードスロット | PCカードTypeII×1、Express Card×1、ブリッジメディアスロット(SDカード、xDカード、メモリースディック対応) | PCカードTypeII×1 | ||
主なインタフェース・付属品 | USB2.0×4、IEEE 1394×1 | USB2.0×4 | ||
OS | Windows XP HomeEdition SP2 | Windows XP HomeEdition SP2 | ||
本体サイズ | 幅360×奥行き267×厚さ34.3〜42.2ミリ | 幅360×奥行き267×厚さ29.8〜36.8ミリ | 幅360×奥行き267×厚さ29.8〜36.8ミリ | |
重量 | 約3.0キロ | 約2.7キロ | 約2.7キロ | |
予想実売価格 | 22万円前後 | 18万円半ば | 17万円半ば | 16万円前後 |
出荷開始 | 4月下旬 | 4月下旬 |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.