キヤノン、大判インクジェットプリンタのラインアップを大幅拡充

» 2006年04月12日 18時07分 公開
[ITmedia]

 キヤノンは4月12日、大判インクジェットプリンタ「imagePROGRAF」シリーズに、60インチ用紙サイズ対応モデル「imagePROGRAF iPF9000」および一般オフィス向けモデル「imagePROGRAF iPF700」「imagePROGRAF iPF600」「imagePROGRAF iPF500」の計4モデルを追加、4月下旬より順次発売する。価格はiPF9000が199万8000円、iPF700が39万8000円、iPF600が27万8000円、iPF500が19万8000円。

photo imagePROGRAF iPF9000

 imagePROGRAF iPF9000は、12色顔料インク「LUCIA」による高い色再現性と高速出力を両立するカラーインクジェットプリンタで、幅60インチの大判印刷に対応。最大解像度は2400×1200dpiを実現する。

 プリントヘッドのノズル詰まり発生をチェックし、自動的にクリーニングを行なうノズルリカバリーシステムを搭載、クリーニング後に回復しない場合には、他のノズルによって吐出していないノズルをカバーすることも可能となっている。

 出力した用紙を自動的に巻き取る「用紙巻き取り装置」を標準装備。また印刷ジョブ記憶用のHDD(40Gバイト)を搭載しており、印刷途中での用紙なしエラー発生などの場合にも本体側のみでの再印刷操作を行なえる。

 インタフェースはUSB2.0のほか、10BASE-T/100BASE-TX対応LANを装備しLANプリントにも対応。オプションによりIEEE1394もサポート可能となっている。対応OSはWindows 98SE/Me/2000 Professional/XP/Server 2003、MacOS 9.1以降/X 10.2以降。

photo imagePROGRAF iPF700/iPF600(オプションスタンド「ST-24」装着時)/iPF500(オプションの自動切換えロール紙ユニット「RU-01」装着時)

 imagePROGRAF iPF700、同iPF600および同iPF500は、3色染料インクに染料の黒色「ブラックインク」、顔料の黒色「マットブラックインク」を加えた「新5色・染顔料リアクティブインク」を採用するモデルで、顔料インクと染料カラーインクを反応させることにより、ブラックとカラーの境界で起きるにじみを防止しブラックインクの定着性を高める独自技術を採用。カラーを多用したCAD図面やグラフでも、黒の線画や文字を鮮明に表現可能となっている。

 文書データの内容を解析して印刷モードを判別する「印刷モード自動切換え機能」を装備。データ内容により高速印刷/高品位印刷の自動繰り替えを行うことができる。

 対応用紙サイズはimagePROGRAF iPF700がA0ノビ、imagePROGRAF iPF600がA1ノビ、imagePROGRAF iPF500がA2ノビ。出力解像度はいずれも最大2400×1200dpiとなっている。インタフェースはUSB2.0、10BASE-T/100BASE-TX対応LANが利用可能。対応OSはWindows 98SE/Me/2000 Professional/XP/Server 2003、MacOS 9.1以降/X 10.2以降。

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