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Special2006年05月01日 00時00分 更新
もはや高解像度・大画面だけが選択理由ではない――新型Let's note Y5Let's note Y5
CPU チップセット RAM 無線LAN HDD インタフェース類 光学式ドライブ バッテリ駆動時間 外形寸法 質量 落下試験 耐圧力 Let's note W5
CPU チップセット RAM 無線LAN HDD インタフェース類 光学式ドライブ バッテリ駆動時間 外形寸法 質量 落下試験 耐圧力 Let's note T5
CPU チップセット RAM 無線LAN HDD インタフェース類 バッテリ駆動時間 外形寸法 質量 落下試験 耐圧力 Let's note R5
CPU チップセット RAM 無線LAN HDD インタフェース類 バッテリ駆動時間 外形寸法 質量 落下試験 耐圧力 今年、松下電器産業のノートブックPC「Let's note」シリーズは、ひとつの節目を迎える。つまり、1996年に初代Let's note「AL-N1」(CPU:Pentium/120MHz、メインメモリ:16Mバイト、内蔵HDD:810Mバイト)が誕生してから、ちょうど10周年となるわけだ。 ただし、現行Let's noteの礎を築いたのは、2002年にリリースされた“R”シリーズ(CF-R1)である。そこから“T”“W”、さらに“Y”シリーズと、次々に個性的なバリエーションが派生し、現在に至っている。そして今回、2006年夏モデルとして、第5世代となる「R5」「T5」「W5」「Y5」が登場した。 Let's noteシリーズの場合、少し変わった流れで進化してきたのが特徴ともいえる。つまり、全ラインアップが揃って全面変更されることはほぼないのだ。そもそも全ラインアップが同時に誕生したわけではなく、R→T→W→Yと誕生時期にタイムラグがあるせいかもしれないが、順を追って、いずれかの機種がフルモデルチェンジされ、それ以外の機種も追随してマイナーチェンジを迎える。 ただ、マイナーチェンジとはいえ、それは“一時停止”を意味するのではなく、前回にフルモデルチェンジした製品で導入された機能や改良点を密かに取り込んでいる。こうしたフィードバックにより、段階的にではあるが、実質的には全機種が常に進化を遂げ続けているというわけだ。 これまでの例を挙げると、2004年夏モデルでは「R3」の登場により、“R”シリーズのみが外観デザインを含め、全面的に変更された。さらに、2005年夏モデルでは、“R”に続いて“W”“T”シリーズがモデルチェンジし、「T4」と「W4」がリリースされた。そして、2006年の夏はもちろん、“Y”の番である。
デザインも含め、全面的にモデルチェンジが施された「Let's note Y5」。前面が薄型化されたフラット形状になっており、また、バッテリー部の突起も排除されているため、携帯時の使い勝手もかなり向上した。レッドカラーの天板は、おなじみのパナソニックのオンラインショッピングサイト「マイレッツ倶楽部」でのオリジナル仕様。ほかに、メタリックライトブルーなど、全5色が用意されている。また同サイトでは、100GバイトHDD(「Y5」「T5」の場合。「R5」「W5」では120Gバイトを用意)を選択可能なハイスペックオプションを揃えている昨年登場した「T4」は、ある意味ではこれまで登場した全機種の中で最も印象的なモデルといえるものだった。つまり、機動性を最重要視した“R”や、CD/DVDドライブ搭載の“W”に対して、存在意義が曖昧になりがちだった“T”に、12時間という“超”長時間駆動性能を与えることで、個性をより際立てることに成功していたからだ。 実は“Y”シリーズも、以前の“T”と同様に、もうひとつ方向性が明確でない印象を持たれがちだった。もちろん、SXGA+解像度(1400×1050ドット)の14.1型液晶を搭載し、一覧性の高い画面表示を提供できるという点で、表計算ソフトを主に利用するビジネスマン、あるいは、デザイン系の仕事に従事するクリエーターには歓迎されている。しかし、それだけでは何か足りない気はしていたのだ。 Core Duoを採用したY5では、大幅な性能向上と省電力性能を両立今回のLet's note最新モデルでは、すべての機種において、新Centrinoモバイル・テクノロジー(コードネームNapaと呼ばれていたもの)を採用。つまり、CPUは従来のPentium Mから“Yonah”へと変更され、チップセットにはIntel 945GMS、無線LANチップにはIntel PRO/Wireless 3945ABGを搭載した。なかでも注目すべきは、「Y5」がCentrino Duoモバイル・テクノロジーのロゴマークを得ている点だ。すなわち、同モデルにはIntel Core Duoプロセッサ(プロセッサー・ナンバーL2300、動作周波数1.5GHz)が搭載されている。
Core Duo採用により、Let's noteシリーズとしてはめずらしく、左側面に排気スリットが設けられた。耳を至近距離まで近づけると、ファンノイズもかすかに聞こえる。ただ、CPUに負荷がかかるようなタスクを実行しても、さほど回転音が気になるレベルになることはない「R5」「T5」「W5」の3モデルでは、CPUにIntel Core Soloプロセッサ(U1300、1.06GHz)を採用したことで、従来より処理速度をアップしつつ、バッテリー駆動時間が大幅に延びた。具体的には、「R5」は約11時間(従来の「R4」から2時間延長)、「T5」は15時間(3時間延長)、「W5」は12時間(4時間延長)もの“超”長時間駆動を実現しているのだ。 もちろん、「Y5」でも駆動時間はより長くなっている。「Y4」から2時間の延びを見せ、標準バッテリーで約9時間駆動を実現した。しかも、それと同時に、デュアルコアの恩恵で処理性能が大きく向上しているのだ。 これまでも“Y"シリーズは、他社の大画面ハイエンドノートと比べ、駆動時間や携帯性の面で大きく差をつけていた。しかし、今回のCPUを中心とした大幅な性能向上により、ほかのLet's note(特に「W5」)と比較検討する場合にも、トータルパフォーマンスの差が明確ゆえに、購入時の選択・判断がしやすくなったといえるだろう。 意外と最も現実にありえる? キーボードへの水こぼしにも配慮「Y5」では堅牢性もより高められている。“R”“T”“W”ではすでに前モデルまでに実現ずみだった耐100kg級ボディの採用に加え、新たに「キーボード全面防滴」も導入された。つまり、「水こぼし」への対策である。たしかに、これは「落下」よりも現実に起こりうるアクシデントともいえ、実際、修理に持ち込まれる原因の中でも常に上位となっているという。 ただ、単に全面的に防水対策を施したのでは、Let's noteシリーズの最大の売りである軽量ボディを失いかねない。そこで、“重要な部分への水の浸入の阻止”に狙いを絞り込み、キーボード/パッド部と光ドライブ部に防水シートを施すとともに、「ウォータースルー構造」を導入した。これにより、キーボード面にコップ1杯の水をこぼしたとしても、安全を保ったままスムーズに本体裏面へ排水される。
従来と同じく、スーパーマルチドライブを内蔵。ただし、カバーのヒンジ部には防水シートがつき、また、トレイ部の左右には排水用の溝が設けられている。ドライブユニットは、従来よりもさらに軽量化が図られ、59.5グラムとなった。また、液晶部も14.1型としては世界最薄の約0.2ミリのガラスを採用。こうした1つひとつの細かな軽量化の積み重ねにより、「キーボード全面防滴」構造を導入しつつ、従来よりも40グラムの軽量化を果たした最近、都会での洪水が問題となっているのはご存じだろうか。つまり、地表のほとんどがアスファルトやコンクリートで固められているせいで、極端な集中豪雨時には水の逃げ場がなく、致命的な場所で浸水してしまう事態が頻発している。つまり、水を防ぐだけではなく、かんじんなところでは完全防御しつつ、いかに流してやるかを考えなければならないわけだ。今回の「Y5」で採用された構造も、似たような考え方によるものといえるだろう。軽量さが損なわれることもなく、むしろ、質量は「Y4」よりも40グラム軽い1490グラムに収まっている。 また、オプションとなるが、「Y5」にはミニポートリプリケーターも用意された。これはACアダプタ入力、外部ディスプレイ出力端子、ネットワーク端子、さらには、4基のUSBを備えた拡張ボックスで、本体に新設された「EXT.」端子へ接続できる。外出先だけでなく、自宅や会社のデスクトップPC代わりに利用する人なら、離席/着席時に各種入出力をワンタッチで着脱可能なので、非常に便利に感じるに違いない。CPUによる差別化とともに、このミニポートリプリケーターの導入も、“Y”シリーズを必要とするユーザーのニーズに合致した利点といえる。
「Y5」では、左側面の外部ディスプレイ出力端子とPCカードスロットの間に、EXT.端子が装備された。これはオプションのミニポートリプリケーターと接続するためのものだただ、こうした「Y5」の新しい独自機能は、ほかの“R”“T”“W”シリーズにもあながち無関係とはいえない。前述のとおり、Let's noteシリーズではフルモデルチェンジで導入された点がほかのモデルへも徐々に取り込まれていくという流れがあるからだ。ユーザーから届いた声などで、必要だと判断されたならば、ほかのモデルでも次期機種で採用されるかもしれない。しかし、いずれにせよ、現時点では「Y5」の存在意義がより明らかになっている。その点は確かだといえるだろう。 [ITmedia] Copyright© 2012 ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 提供:松下ネットワークマーケティング株式会社 |