Mac miniとのセットで“自己流iMac”も――BenQ 19型液晶ディスプレイ「FP93V」

光沢のあるスノーホワイトの質感を身にまとったBenQの19型液晶ディスプレイ「FP93V」は、“Mac miniのアクセサリー”ともいえる製品。デザインだけでなく、機能の面でもさまざまな工夫が凝らされている。

» 2006年05月01日 00時00分 公開
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 増え続けるiPodユーザーを狙い、iTunes用(?)マシンとしてリリースされ、手堅い人気を博してきた「Mac mini」。少し前にはIntel CPU搭載版も登場し、さらに最近になって、アップルが“Intel MacでのWindows XP起動”を発表したことで、ユーザー層はいっそう広がりそうだ。

 軽量タイプのノートブックPCや、デスクトップPCのバリエーションに関しては、Windows陣営のマシンが圧倒的に充実していることはたしかだが、こと「Mac mini」に関しては、Macintosh愛好家だけでなくWindowsユーザーからも羨望を集めている。「Boot Camp」や次期MacOS Xにより、「Mac mini」がMacOSマシンだけでなく、Windowsマシンにもなるのであれば、大いに購入意欲をそそられるという人も少なくないだろう。

 その“羨望”の要因は、16.51センチ角というコンパクトさと、シンプルでありながら高いデザイン性にほかならない。まさしく、部屋のあらゆる場所へ、スタイリッシュに収まってくれる。

 そして、そんな「Mac mini」との組み合わせに最適な意匠をこらされた液晶ディスプレイがある。それはBenQの19型液晶ディスプレイ「FP93V」だ。サードパーティ製品ながら、ホワイトアクリルの質感を身にまとったその姿は、まさしくMacファミリーを感じさせるものといえる。

photo 全面的にスノーホワイトで彩られたBenQの19型液晶ディスプレイ「FP93V」。解像度は1280×1024ピクセルとなっている

 しかし、デザインのマッチングだけで、最適なディスプレイだというわけではない。「FP93V」ではスタンドベース部を広くとっており、さらにそこへ「Mac mini」がぴったりと収まるよう“フットマーク”が彫られている。こうした工夫により、あたかも一体化しているような構成を作りだせるわけだ。

photo スタンドベース部が広く設計されているうえ、Mac miniがぴったり収まるサイズのくぼみがつけられている
photo スタンドベースへMac miniを設置してみると、単に置けるだけでなく、デザイン面での一体化も考慮されていることがわかる

 もちろん、単にデザイン偏重ではなく、性能に関しても、輝度が270カンデラ/平方メートル、コントラスト比が550:1、視野角が左右/上下とも160度、応答速度(黒→白→黒)が8msと、平均以上のスペックを備え、実用性も十分に高い。

 しかも、価格は手頃なレベルに抑えられている。19型でありながら、BenQのオンラインショップでの直販価格は3万9800円だ。「Mac mini」の価格は、Core Solo版が7万4800円、Core Duo版が9万9800円なので、合計した価格はそれぞれ、11万4600円、13万9600円となる(キーボードとマウスは別途必要)。もともとコストパフォーマンスの高い「Mac mini」の優位性を失うことなく、かなり魅力的な組み合わせといえるだろう。

見た目だけではなく、実用性にも配慮した優秀なデザイン

 値ごろ感があるとはいえ、デザイン性や質感のレベルは高く、ドイツ・ハノーバー工業デザイン協会が主催する2006年iFデザイン賞(International Forum Design Awards)にも選ばれたほどだ。

 また、製品を箱から取り出すと、丁寧な梱包に感心する。発泡スチロールで保護されている点はほかの多くのディスプレイと同じだが、さらに本体にはほぼ全面に透明フィルムが貼られている。キズがつくことで、この製品の“命”ともいえる、光沢のあるスノーホワイトの表面質感を損ねてしまわぬよう、最大限の配慮がなされているわけだ。

 本体にはスタンドのアーム部が一体化されているため、設置の手間はほとんどなく、四角いスタンドベースを取り付けるだけでいい。スタンドはシンプルな構造だが、垂直方向の画面角度調整は可能だ。後方へ20度傾けられるほか、5度の範囲ながら前方への調整も可能なので、やや下向きというポジションにも対応できる。

photo 画面角度は、垂直方向に後方へ20度、前方へ5度の範囲で調整が可能

 また、ケーブルを見た目よく配線できるよう、スタンドの背面にはケーブルホルダーを装備。しかも、このホルダー部は取り外し可能になっており、スタンドベースへ「Mac mini」を設置する場合には、外した部分に開いた配線孔からスムーズにケーブルを引き出せる。

photo スタンドにはケーブルを束ねるためのホルダーが備わっている。さらに、このケーブルホルダーの部分は取り外しが可能で、Mac miniをスタンドベースに置いた場合には、配線孔を開けられる

 入力端子はDVI-DとD-sub(アナログRGB)の2系統で、背面の目立たない位置へ下向きに装備されている。電源入力も同様で、さらにACアダプタは必要なく、電源ケーブルをそのまま接続するタイプだ。

photo DVI-DとD-sub(アナログRGB)の2系統の入力端子を装備。電源入力は左側にある

 また、操作ボタンもなるべく存在を主張しないように左側面へ配置。電源ボタンのほか、OSDの操作用に「Enter」(メニューの呼び出し、項目の選択)、「右」「左」キー、「Exit」が用意されている。「Exit」は入力ソース選択も兼ねており、アナログRGB使用時にはその下の「iKey」で自動調整が可能だ。

photo 電源ボタンをはじめ、操作ボタンは左側面に配置されている。上から「Power」「Enter」「RIGHT」「LEFT」「Exit」「iKey」

 OSDのメニューでは、明るさ、コントラスト、表示位置などが設定できる。また、カラー調整では「標準」「薄青」(寒色系)「薄赤」(暖色系)に加え、「Mac標準」も用意されている。これはガンマを1.8、色温度を6500Kにした設定で、アップル純正モニターに近い色合いを再現可能だ。

 以上のように、「Mac mini」との組み合わせに適した特徴を多数有する「FP93V」だが、もちろん「Mac mini」専用というわけではない。一般的なPCで利用するなら、スタンドベースはカードリーダーなどの周辺機器を置いてもいいし、あるいは、キーボード収納場所としても役立ってくれるだろう。

 しかし、やはり最もおすすめなのは、「Mac mini」との“合体”だ。それなら、iMacを買えばいいじゃないかという声もあるかもしれない。しかし、ディスプレイ一体型ではほかの映像出力機器との接続や、コンピュータ本体のみの買い替えに対応できないという欠点もある。そういう意味では、あくまでもディスプレイとコンピュータのセパレート構成でありながら、一体型マシンのように統一されたデザインを実現できる「Mac mini」と「FP93V」の組み合わせは、なかなか優れた選択肢といえるだろう。

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制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年5月31日