ゲートウェイのノートPCは、15.4インチのワイド液晶を採用したモデルが中心だが、このMX1020jは「ビジネスでもパーソナルでも持ち運べるPC」をコンセプトとした、モバイルPCだ。
天面と底面にマグネシウム合金を採用した、厚さ22.8〜25ミリのスリムなボディが目をひく。キーボードの周辺はヘアライン処理されたアルミ板で覆われ、パームレストをラバー風に仕上げるなどデザイン面のこだわりを感じさせる。液晶ディスプレイの開閉もラッチレスだ。本体のサイズは288(幅)×223(奥行き)×22.8〜25(高さ)ミリで、底面もフラットなためバッグの収まりもよい。
12.1インチのワイド液晶ディスプレイは光沢タイプで、最大解像度は1280×800ドットだ。主なスペックは、CPUが1.06GHzで動作する超低電圧版のIntel Core Solo U1300、チップセットはグラフィックスコア統合型のIntel 945GM Express、メモリが512Mバイト、HDDは容量が40Gバイトで2.5インチのSerial ATAを採用する。ちなみに、メモリスロットは1基のみで、出荷時に埋まっている。
IEEE802.11a/g/bの無線LAN(Intel PRO/Wireless 3945ABG)とBluetooth V.1.2、V.92対応のFAXモデムを内蔵するほか、4ピンのIEEE1394、2基のUSB 2.0、TypeIIのPCカードスロットに加え、SDメモリカード/メモリースティック/MMC対応のメモリカードスロットを備えている。OSはWindows XP Home Edition(SP2)だ。
標準装備の3セルバッテリーは駆動時間が約2時間40分と昨今のモバイルPCとしては短いが、オプションで後日発売予定の6セルバッテリーでは約6時間、9セルバッテリーで約10時間の動作が可能だ(オプションバッテリーの駆動時間は変更される場合があるとのこと)。また、USB接続のDVDスーパーマルチドライブ(DVD±R DLの書き込みもサポート)や、ポートリプリケータも後日用意される。
発売は5月25日からで、従来と同様に直販は行わず、上新電機、ソフマップ、九十九電機、ビックカメラ、ヨドバシカメラなどの小売りパートナーを通じて販売展開していく。本機の実売価格は15万円前後で、オプション製品の価格は現時点では未定だ。
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