幅98ミリのスリム筐体にハイパフォーマンス&拡張性を──エプソンダイレクト「Endeavor MR3000」(1/2 ページ)

» 2006年05月19日 17時03分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]
photo エプソンダイレクト「Endeavor MR3000」。最小構成価格は6万900円から(+D Shoppingで最安値をチェックする)

 エプソンダイレクト「Endeavor MR3000」は、Pentium Dも搭載できる高いパフォーマンスとあざやかなホワイトを基調とした、幅98ミリのスリム筐体を特徴とするデスクトップPCだ。ブラックのサイドパネルとホワイトの前面パネルとなるツートーンカラーを採用していた前モデル「Endeavor MR2100」に変わり、本機は前面のインタフェース類および光学ドライブを覆うカバーが備わり、あざやかなホワイトカラー基調+センターのグレーカラーアクセントが入るデザインとなったことで、プレーンなイメージがより高められた印象である。

 そして基本性能の高さも大きなポイントだ。本機はIntel 945G+ICH7Rチップセット搭載マザーボードをベースに、3.40GHz駆動のPentium D 950や同930(3GHz)、3.80GHz駆動のPentium 4 670、3.06GHz駆動のCeleron D 346など計10種類のCPUメニューが用意され、デュアルコアや3GHzクラスのCPUを予算や用途に合わせて選択できる。最小構成価格は6万900円からとなっている。

 今回の評価機にはデュアルコアCPUであるPentium D 930(3GHz)に、PC2-4200 DDR2 SDRAMを1Gバイト(512Mバイト×2)、250GバイトのSerial ATA HDD、2層DVD±R記録対応のDVDスーパーマルチドライブ、Windows XP Home Edition搭載となる、現在“ほぼ満足できる”であろう構成のものをチョイスした。この例の場合、価格は13万5975円(送料込み)となる。

photophoto 側面パネルにはCPU冷却用のパッシブダクトが備わる(写真=左)。スリム筐体ながら、拡張スロット辺りのスペースはかなり広く空いている。ロープロファイルのPCI Express x16タイプグラフィックスカードやPCI拡張カードの増設も可能

 CPUクーラーは側面パネルのパッシブダクトまで届くフードが備わり、低速で回転する大型・静音タイプのファンが搭載される。メモリスロットは4本で、PC2-4200 DDR2 SDRAMを最大3Gバイトまで実装可能だ。拡張スロットはロープロファイル対応のPCI Express x16を1基、同じくPCIを3基を備える。スリム筐体ゆえに搭載可能なカード長にもやや制限はある(実測値でPCI Express:長さ170×幅69ミリまで、PCI:長さ170×幅69ミリまで)が、グラフィックスカードやTVキャプチャーカードの増設などによるスペックアップにも十分対応できるだろう。

photophoto 側面パネルのパッシブダクトからそのまま吸気するCPUクーラー(写真=左)。4本のメモリスロットを備え、DDR2 SDRAMを最大3Gバイトまで搭載可能。スロットが光学ドライブで半分隠れてしまう構成のため、増設時には写真のようにドライブを前面に引き出して作業する。ただし、フロントパネル含めてスクリューレス仕様なので整備性はよい(写真=右)

 フロントには、向かって右側にUSB 2.0×2、IEEE1394、オーディオ入出力、CF/SDメモリカード/MMC/メモリースティック/スマートメディア対応のマルチメモリカードリーダーといった使用頻度の高いインタフェース類を、左側に光学ドライブが備わる。今回の試用機には2層記録対応のDVDスーパマルチドライブを選んだが、BTOメニューにてDVD-ROMドライブ、CD-RW/DVD-ROMコンボドライブに加えて、先日登場したばかりの2層BD記録対応Blu-rayドライブも選択できる。ちなみにBlu-rayドライブはプラス12万6000円と、それだけでPCが1台購入できるほどの価格設定ではあるが、いちはやくBTOメニューに加えられるところは同社ならではの強みといえそうだ。

photo フロント右側のカバー内に各種インタフェースが、背面はにPS/2ポート、パラレルポート、アナログVGA出力、USB、IEEE1394、100BASE-T LANポートが備わる。拡張スロットはロープロファイル専用となる。本体上面にも通気口を備える
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