iGeek,Incは5月24日、Macintoshユーザー向けのデータ復元ソフト「Data Rescue II」日本語版を7月7日より発売すると発表した。価格は一般ユーザー向けのレギュラーパッケージが1万5750円、アップグレード版が8925円。また法人企業向けのITライセンス版も用意される。
Data Rescueは、不良セクターのあるディスクや壊れたファイルシステムからデータを復元するMacintosh用ユーティリティソフト。問題のあるディスクの内容をスキャンし、復元可能なコンテンツを検索する機能に特化しており、ディスク情報を変更せずにデータを別のドライブにコピーできるのが最大の特徴だ。これにより「他社製品のようにファイルシステムの修復を行わないため、復元の過程でデータが削除される可能性を排除している」(スミス氏)。
今回発表されたData Rescue IIはUniversal Binary版で、従来の(PowerPC搭載)Macintoshに加えて、Intel Core搭載Macに対応。ファイルデータを検索する「コンテンツスキャン」とメタデータを検索する「カタログ再構築」機能が内部的に統合され、コンテンツスキャンは対応ファイルフォーマットが従来版の10倍以上と大幅に強化された。なお、コンテンツスキャン機能はファイルシステムに左右されないため、Boot Camp上のWindowsファイルシステムを復旧することも可能だという。
また、ユーザーインタフェースも改善されている。使用者のレベルにあわせてアシスタントモードとエキスパートモードの2つを用意したほか、ドラッグ&ドロップによるデータ復元を実現。さらに今回のバージョンでは、対象ファイルをダブルクリックすることで対応アプリケーションが起動し、復元せずにファイルの内容をブラウズできるようになった(サムネイル表示には非対応)。
スミス氏は「メタデータとファイルデータの両方の検索機能を備えた製品はData Rescue IIだけ」と説明し、「Data Rescue IIはデータの復元にフォーカスした最高のソリューションだ」とアピールした。
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