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レビュー2006年06月05日 01時01分 更新
イマドキのイタモノ:その性能に驚愕せよ──インテルがIntel Core2 Duoの性能を公開 (3/3)レンダリングにエンコードでIntel Core2 Duoのパフォーマンスは?POV-RAYは3Dレンダリングソフトウェアで、CPUを利用して3D画面を描画する時間を計測し、フレームレート(fps)を計測するベンチマークモードが用意されている。シングルスレッドによる描画、マルチスレッドによる描画のどちらも可能だ。 この結果を見ると、Intel Core2 Duoは、Pentium XE 965やAthlon 64 FX-60(オーバークロック)を大きく上回っている。注目したいのはシングルスレッドの結果だ。マルチスレッドではAthlon 64 FX-60(オーバークロック)を上回っているPentium XE 965だが、シングルスレッドでは下回っている。これは、HTがうまく利用できないと本来の性能が発揮できないNetBurst系の特徴を如実に示した結果と言えるが、それに対して、Intel Core2 Duoはシングルスレッドでも落ち込みが少なく、Athlon 64 FX-60と同等の結果を示している。今のところ、シングルスレッドのみに対応したアプリケーションが多い現状を考えるとこの傾向は望ましい。 AVIからWMVへのエンコードとWAVをMP3へエンコードするという、いずれもエンターテインメント系のテストだ。いずれの結果でも、Pentium XE 965は、Athlon 64 FX-60(オーバークロック)に同等か負けていたが、Intel Core2 Duoはいずれも上回っている。ここでも、Lameのテストにおけるマルチスレッドとシングルスレッドの違いに注目したい。シングルスレッドでの大幅な落ち込みが目立つPentium XEに対して、Intel Core2 Duoはそれほど落ち込ない。こうしたことからも、シングルスレッドでも速いIntel Core2 Duoという特徴が表れているのではないだろうか。 “スピードキング”をAMDから奪還する可能性が高いIntel Core2 Duo今回は、時間の制約もあり、Socket AM2やDDR2-800に対応したAthlon 64 FX-62を利用したテスト環境が用意できなかったため、直接AMDとの比較を行うことができなかった。そのため、AMDと比べてどうなのかということに関してこの記事で評価することは控えたい。ただ、インテルが用意した“なんちゃってAthlon 64 FX-62”となるAthlon 64 FX-60のオーバークロックとの比較では、それなりの優位性があることが分かった。DDR2-800でもたらされる性能向上は、おそらく最大でも5%程度だと思われるので、それを考慮にいれてもインテルがAMDから王座を奪還する可能性は高いと言える。 しかも、インテルはAthlon 64 FX対抗となるIntel Core2 Duo Extreme Editionとして、「X6800」というグレードを追加する予定だ。Intel Core2 Duo Extreme Editionは、クロックが2.99GHzと3GHzに届く勢いになっており、さらなる性能向上が期待できる。来年の第1四半期にはKentsfield(ケンツフィールド)の開発コードネームで知られるクアッドコアCPU(実際にはConroeのダイを2つCPU基板に載せた製品)をリリースする予定になっている。2つですらこの結果であるだけに、4コアとなるとかなり期待できそうだ。 対するAMDも、来年には65ナノメートルプロセスルールのAthlon 64 FXと同X2(Rev.Gと呼ばれる)や、その先にあるRev.Hと呼ばれるクアッドコアなどの対抗策もすでに用意している。AMD側のアドバンテージはいち早くメモリコントローラをCPUに統合したことで、その点を上手く使っていけば、インテルと互角やそれ以上の戦いをすることは不可能ではないと思う。AMDの一方的な優勢という状況は、Intel Core2 Duoの登場で終わりをつげそうではあるが、AMDの反撃でさらにインテルも……という状況はPCユーザーにとってよい物がより安価に手にはいるようになることを意味するだけに、AMDの反撃にも期待したいところだ。 関連記事
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