NVIDIAとATIはともにHall 1の公式ブース以外に隣接するホテルの一室にプライベートルームを設けている。ここでは、GPUベンダーとしてだけでなく、マザーボードチップセットベンダーとしても“両雄”となりつつある両社をプライベートルームの展示を中心に紹介しよう。
NVIDIAのプライベートルームでは、インテルやAMDのブースと同様に、nForce 500シリーズをはじめとした各社のNVIDIA製最新チップセット搭載マザーボードがブースの壁一面に展示されていた。
NVIDIAといえばGPUである。1つのパッケージ(2段重ねの1枚カードといえなくはないが)で2つのGPUを搭載するGeForce 7950 GX2の製品展示やGeForce 7950 GX2を2枚組み込んだ「インテル」「AMD」各プラットフォームのQuad SLI対応ゲームPCのデモが行われていたが、チップセットに比べると意外と地味な印象だ。「Quad SLI対応のForcewareはSIに限って配布する」とはNVIDIAの変わらぬ方針ではあるものの、すでに報じたようにグラフィックスカードベンダーの間では「7月あたりに動きがありそう」という予測が一般的となっている。
COMPUTEX TAIPEI 2006にあわせてNVIDIAはいろいろなリリースを出しているが、そのなかで重要なのがシェーダモデル3.0に対応した「GoForce」を利用するWindows Mobile 5.0プラットフォーム用リファレンス・デザインと「PureVideo HD」の発表だろう。プライベートブースではGoForceの評価キットとあわせて、 PureVideo HDをサポートするGeForce Go 7600搭載ノートPCの展示も行われていた。
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