AvivoはATIが開発した高画質化とハイクオリティ画像の再生を可能にする技術で、「キャプチャー」「エンコード」「デコード」「ポストプロセッシング」「ディスプレイ」といった映像を処理する各ステップにおいて画質の補正、キャプチャーやデコードのハードウェアアクセラレーションが可能になる。
ATIは昨年の9月にAvivoに関する説明会を行っており、今回もそれに準じた内容となった。アップデートとしてNeroと比較したH.264のエンコード処理速度や「Competitor」と比較した画質ベンチマーク「HQV」の結果などが紹介されている。
説明会では先日のCOMPUTEX TAIPEI 2006で紹介された「Havok FX」をATI製GPUで利用する物理演算処理についても説明を行った。ATIは「Radeon X1900 XTXは最も優れた物理演算ユニットでもある」と述べ、同じはHavok FXに対応する「“緑”のアーキテクチャ」と比べても条件分岐が効率的に短いクロックサイクルで処理を実行できると説明。また、使えるバスの帯域やデータレートの違いから「デスクリートの物理演算ユニット」と比べてRadeon X1600 XTで約2倍、Radeon X1900 XTXで約9倍のパフォーマンスを発揮すると述べている。
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