冒頭、日本に来て60日を経過したというジム・メリット氏がプレゼンテーションを行い、ワールドワイドでは第1四半期(2〜4月)は売り上げ高が前年同期比で6%増の142億ドルを達成したと報告。これは米国外の事業が伸びたこと、エンタープライズ事業が好調だったことが要因という。
一方、日本市場でも2005年度で過去最高の出荷台数を記録。シェアこそ第3位というポジションに変わりはないものの、前年同期比の成長率では上位2社を大きく上回る20%に達したという。クライアント向けPCではノートPC/デスクトップPCを問わず、大きな成長率を達成した。
今後の事業戦略としては、1.顧客満足の向上、2.エンタープライズ/サービス事業の拡大、3.ハイエンド/コンシューマー市場の開拓を挙げ、新ブランドのXPSシリーズを投入することで、ハイエンド・コンシューマー市場という新しい需要を開拓していくこと、サーバ市場でも引き続き積極的に投資していくと述べた。
なお、AMD製CPU(Opteron)の採用はすでにこちらで報道されている通り、ハイエンドのサーバラインで採用するロードマップはすでに発表されているが、具体的な話はないと述べるにとどまった。
また、日本のコンシューマー市場では富士通とNECを、エンタープライズ市場ではIBMや日本ヒューレット・パッカードを競合と認識していると述べた。今後の抱負としては、デルは最高の顧客サービスを提供する会社であり、社員にとって働きやすい/働きたいと思わせる会社にしていけば、必然的にデルがNo.1の会社になると思うと語った。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.