今年1月に発表されたViivだが、次期バージョンの1.5では、新たに「Hub Connect Technology」と「Viiv Media Server」機能が実装される。
前者のHub Connect Technologyは、DMA(Digital Media Adapter)などのViiv対応機器のセッティングを手助けするもので、ユーザーはウィザード形式に従って容易にデバイスの設定や接続が行なえるようになる。
もう1つのViiv Media Serverは、DLNAガイドラインに準拠したメディアサーバで、DMAなどを経由してViiv対応PC内のメディアファイルをストリーミング再生できるというもの。Viiv対応コンテンツを一覧で表示する「Intel Viiv Zone」と呼ばれるインタフェースが紹介されたほか、ローカルとリモート双方で同時にコンテンツを再生するデモも行われた。
なお、Viiv 1.5はViiv対応DMAなどに同梱されるほか、7月以降に各ベンダーやインテルのWebサイトからダウンロード可能になる予定とのこと。また、次期バージョンはVista対応(64ビットOSサポートなど)の1.6で、機能面では1.5と変わらないという。
今年7月に発表が予定されている新CPUのConroeとチップセットのBroadwater、イーサネットコントローラのNinevehで構成される、次期コンシューマー向けプラットフォームのBridge Creekについては、第3四半期に発表する予定であることを明らかにした。
マーケティング本部長の阿部剛士氏は「高性能ながら低消費電力のConroeには、インテルとしても期待している。Bridge Creekについては、下半期の早いタイミングでのリリースを予定している」と述べた。
このほか、発表会では先日発表された(過去記事のIntel、「Edy」のビットワレットに50億円投資やインテルの出資でPCに進出するEdyを参照)事例を挙げ、“デジタル・エンターテインメント・ライフのさらなる推進”に向けて業界各社と積極的に協業し、インフラを整えていくことをアピールした。
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