米Intelは7月18日、「Montecito」のコードネームで呼ばれていたデュアルコアのサーバ向け新プロセッサ「Dual-Core Itanium 2 Processor 9000」シリーズを正式発表した。
最上位モデルの「9050」以下、5種類の製品が同日出荷され、搭載サーバは8月下旬以降、Itanium Solutions Alliance(ISA)に加入しているサーバメーカー全社から発売される。
9000シリーズは仮想化機能のIntel Virtualization Technologyを組み込んで拡張性、パフォーマンス、信頼性を強化。パフォーマンスを倍増させながら消費電力を抑え、既存のシングルコアプロセッサに比べてワット当たりのパフォーマンスを2.5倍引き上げた。
主力モデルの「9050」は17億以上のトランジスタを搭載し、キャッシュは従来世代のプロセッサに比べてほぼ3倍。Hyper-Threading技術により、1つのプロセッサにつき4つのスレッドを実行できる。
価格は「9050」(1.6GHz、キャッシュ24Mバイト)が3692ドル、「9040」(1.6GHz、キャッシュ18Mバイト)が1980ドル、「9030」(1.6GHz、キャッシュ8Mバイト)が1552ドル、「9020」(1.42GHz、キャッシュ12Mバイト)が910ドル、「9015」(1.4GHz、キャッシュ12Mバイト)が749ドル。
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