Intelは7月27日、同社製CPUのPentium 4、Pentium D、およびCeleron Dの計21製品の価格改定を発表した。デュアルコアCPUとなるPentium Dの5製品を40%〜18%の値下げとしたほか、Pentium 4の6製品を61%〜8%の大幅値下げ。Celeron Dについては現行の11製品すべてを17%〜8%の値引きとした。また、プライスリストには新たな型番としてPentium D 945(3.4GHz)、Pentium D 805(2.66GHz)、Pentium 4 524(3.06GHz)3製品が追加されている。
価格変動のあったモデル、および新規投入されたCPUの1000個ロット時のCPU価格については以下の通り。なお、同時発表となったCore2 Duoの価格についてはこちらを参照のこと。
プロセッサ名 | 旧価格 | 新価格 | 値引率 | |
Pentium D 960(3.6GHz) | 530ドル | → | 316ドル | 40.4% |
Pentium D 950(3.4GHz) | 316ドル | → | 224ドル | 29.1% |
Pentium D 945(3.4GHz) | ― | → | 163ドル | ― |
Pentium D 940(3.2GHz) | 224ドル | → | 183ドル | 18.3% |
Pentium D 915(2.8GHz) | 199ドル | → | 133ドル | 33.2% |
Pentium D 820(2.8GHz) | 178ドル | → | 113ドル | 36.5% |
Pentium D 805(2.66GHz) | ― | → | 93ドル | ― |
Pentium 4 661(3.6GHz) | 401ドル | → | 183ドル | 54.4% |
Pentium 4 651(3.4GHz) | 273ドル | → | 163ドル | 40.3% |
Pentium 4 641(3.2GHz) | 178ドル | → | 163ドル | 8.4% |
Pentium 4 541(3.2GHz) | 218ドル | → | 84ドル | 61.5% |
Pentium 4 531(3GHz) | 178ドル | → | 74ドル | 58.4% |
Pentium 4 524(3.06GHz) | ― | → | 69ドル | ― |
Celeron D 356(3.33GHz) | 89ドル | → | 74ドル | 16.9% |
Celeron D 355(3.33GHz) | 79ドル | → | 69ドル | 12.7% |
Celeron D 352(3.2GHz) | 79ドル | → | 69ドル | 12.7% |
Celeron D 351(3.2GHz) | 69ドル | → | 59ドル | 14.5% |
Celeron D 346(3.06GHz) | 59ドル | → | 54ドル | 8.5% |
Celeron D 341(2.93GHz) | 59ドル | → | 54ドル | 8.5% |
Celeron D 336(2.8GHz) | 54ドル | → | 49ドル | 9.3% |
Celeron D 331(2.66GHz) | 54ドル | → | 44ドル | 18.5% |
Celeron D 326(2.53GHz) | 44ドル | → | 39ドル | 11.4% |
Celeron D 350(3.2GHz) | 69ドル | → | 59ドル | 14.5% |
Intelが7月19日に行った第2四半期の決算報告では、前年同期比で13%の減収、57%の減益。また、6月27日に携帯デバイス向けプロセッサ事業をMarvellに売却、7月13日には管理職1000人を削減する計画を明らかにするなど、同社はAMDとの競争激化による経営の見直しを迫られている。
決算報告の中でIntel社長兼CEOのポール・オッテリーニ氏は、「今年製造されるCPUの大半を65ナノプロセスルールに移行する」とコメントしており、価格競争で苦しい戦いを強いられる現行CPUから新アーキテクチャのCPUへ製品ラインの移行を加速することで、今年後半での巻き返しを図る。
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