Intelの新CPU「Core 2 Duo」が登場して1週間経った今週末のアキバで、ライバルのAMDが店頭でのベンチマーク対決に挑んだ。
性能を比較するCPUは、Athlon 64 X2 4200+とCore 2 Duo E6300。どちらも2万5000円前後で販売されており、シリーズの下位モデルとなる。イベントの司会者によると「10万円超のハイエンドモデルより、一番売れている価格帯を選びました」とのこと。
13時から16時まで、計4セットのデモが行われ、昼過ぎから会場のTSUKUMO eX.には毎回100人近くのユーザーが集まった。14時過ぎ、大雨に見舞われて3セット目の中断を余儀なくされたが、最終セットとプレゼント抽選会は雨の降る中、敢行した。
デモ内容とマシン構成は以下のとおり。
評価機の構成は、Athlon 64 X2 4200+搭載マシンが、CPU:Athlon 64 X2 4200+(89ワット版)、マザーボード:ASUSTeK「M2N32-SLI Deluxe」、メモリ:DDR2 800 512Mバイト×2、グラフィックス:GrForce 7900GTX 512Mバイト、HDD:300Gバイト×1(Serial ATA II)。一方のCore 2 Duo E6300搭載マシンは、CPU:Core 2 Duo E6300、マザーボード:ASUSTeK「P5W DH Deluxa」、メモリ:DDR2 800 512Mバイト×2、グラフィックス:GeForce 7900GTX 512Mバイト、HDD:300Gバイト×1(Serial ATA II)だ。
まずは32bit版のWindows XPでデモ。「A列車で行こう7」3Dベンチマークでは、平均フレームレートの値でAthlon 64 X2が僅差の勝利を収めたが、最高フレームレートはセットによってはCore 2 Duoに軍配が上がることも。ほぼ同等のパフォーマンスといえる。
HDBENCHの結果は、浮動小数点演算でCore 2 Duoが上回り、整数演算はAthlon 64 X2が高かった。メモリでは、読み込みと書き込みでAthlon 64 X2の圧勝。メモリとCPUがチップセットを介さずに直結しているAthlon 64 X2のテクノロジが威力を発揮する結果となった。
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