もっと光を!――「デコバコ」にうっとりしてみたプロによる“光りモノ”デコレーション講座(3/3 ページ)

» 2006年08月17日 12時03分 公開
[古田雄介(アバンギャルド)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]
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高速電脳プロデュース〜こだわり編〜

高速電脳カスタマイズのデコバコ。昼間でもまぶしいほどの青色LEDがちりばめられている

 高速電脳には、隙があればとことん光モノを詰め込むという光量重視のカスタマイズをお願いした。予算に糸目をつけない豪勢なデコレーションを堪能してもらいたい。

 搭載するHDDは1台のみに抑え、空いたベイにファンコンなどの3.5インチ型の光モノパーツを搭載するのは、技アリのアイデアだ。ファンコンを調節するためにデコバコのフロントパネルを外したことも個性を際だたせている。初めて見た人はこれが単なる外付けHDDケースとは思わないだろう。いや、何度見てもこれがHDDケースとは思えない

フロントには4chファンコンと、電源ユニット「Real Power 550」の3.5インチ型ユニットを搭載。ベイのねじ穴を利用して、背面ブラケット型の光モノのスイッチを固定しているのも秀逸だ(写真=左/中央)。電源ユニットの側面には、両面テープで4連灯の青色LEDバーを3本貼り付けている(写真=右)

 もちろん、単に派手なだけでなく、PCパーツショップならではの工夫も凝らされている。ファンコンには、背面ファンだけでなく電源ユニットに貼り付けたLEDランプも接続しており、つまみを回すと光量が調整できるようになっている。「光モノはケースファンと同じ3ピン型の電源コネクタを採用している製品が多いので、ファンコンと組み合わせて使えるのです。ただし、ファンと同じ12ボルト電圧に対応するタイプしか動作しない可能性もありますが」(高速電脳)という。

 また、背面には青色LEDを搭載した12センチファンを内側と外側に合計2基取り付けている。光量が増すだけでなく「2重のファンによって、青色LEDが揺らいで見えるのが特徴です」とのこと(動画を参照)。

movie 2枚の透明ファンが回転することで光の屈折が激しくなり、正面から見ると光が揺らいでいるように見える(写真=左/中央)。右は青色LEDが揺らぐ様子を示す動画
光モノ関連構成表(価格は高速電脳)
12センチファン クーラーマスター「TLF-S12-EB」 1365円 2基
ファンコントローラー Mitron「RH-35SE」 3129円 1個
ATX電源 クーラーマスター「Real Power 550W(RS-550-ACLY) 1万7850円 1台
4ピン電源コネクタ シグマA・P・Oシステム販売「CPW13」 380円 2個
LEDバー Antec「UV Internal Light tube」 2980円 1本
IDEケーブル VANTEC「CSK-80UV-RD」 1180円 2本
※ファンコンに接続した4連灯LEDは扱いを終了した製品になります

 デコバコは261(幅)×255(奥行き)×192(高さ)ミリで、キューブ型PCを一回り小さくしたサイズだ。外付けHDDケースとしてはかなり大きな部類だが、光モノでデコレーションするベースと考えればコンパクトと言える。マシン本体を机の下や整理棚に置いている人も、“見て楽しむ周辺機器”として、デコバコを机に乗せてみてはどうだろう。もちろん、普通にまぶしいのだが。

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