低価格ハイエンドGPU「GeForce 7950 GT」「GeForce 7900 GS」発表

» 2006年09月06日 22時00分 公開
[ITmedia]

 GeForce 7950 GTはコアクロックが550MHzでメモリクロック700MHz(データ転送レートで1.4Gbps相当)、Vertex Shaderユニットを8個にPixelShaderパイプラインを24本内蔵する。512Mバイトのビデオメモリをサポート、出力インタフェースに2つDVIとHDTVを持つほかHDCPモジュールを標準で実装する。もちろんNVIDIA SLIにも対応。このGPUを実装するグラフィックスカードの出荷は9月15日(日本時間)からの予定で、その実売価格は299ドルから349ドルのあたりと考えられている。

 ATI製GPUのRadeon X1900 GTと同じ最上位ラインアップの下位に位置するGPUと考えられており、NVIDIAが示す資料によると市販のゲームを使ったベンチマークテストにおいて、Radeon X1900 GTを100とした場合の相対性能で110〜140%程度のパフォーマンスを発揮するとされている。リファレンスカードが搭載するクーラーユニットが発する騒音は29dB以下、要求される電源ユニットの最小容量が350ワットといずれもRadeon X1900 XTの値を下回る。

左は主要ゲームベンチにおけるRadeon X1900 XTとの相対性能。同じく右はGeForce 7950 GTとRadeon X1900 XTの仕様を比較している。どちらもNVIDIAが製品説明資料の中で示したデータだ

 GeForce 7900 GSはコアクロック450MHzにメモリクロックが660MHz(データ転送レートで1.32Gbps相当)、VertexShader7ユニットにPixel Shaderパイプラインを20本内蔵する。256Mバイトのビデオメモリをサポートし、2つのDVI出力とHDTV出力に対応する。NVIDIAのガイドラインではHDCPはオプションとされているが、モジュールを実装するためのスペースは用意されているのでグラフィックスカードベンダーが望めば実装は可能。このGPUを実装するグラフィックスカードは9月7日(日本時間)から開始される予定でその実売価格は199ドルから249ドルのあたりと考えられている。

 ATI製GPUのRadeon 1800 GTOと同じ、3万円台前後のラインアップを構成するGPUと考えられており、NVIDIAが示す資料によると市販のゲームを使ったベンチマークにおいて、Radeon X1800 GTOを100とした場合の相対性能として単体構成では120〜220%、マルチGPU構成では140〜657%の性能を発揮するものとされている。

NVIDIAが示した主要ゲームベンチでRadeon X1800GTOを100とした場合のGeForce 7900 GSの相対性能。左は単体構成で右はマルチGPU環境における結果だ

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