圧倒的ではないか我が軍は――な感じのNVIDIA週末アキバPickUP!(2/4 ページ)

» 2006年09月17日 18時38分 公開
[古田雄介(アバンギャルド)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

4万円前後の“ハイ-ミドルレンジ”なGPU「GeForece 7950 GT」が登場

 一方のNVIDIA陣営からも、金曜日に新しいGPU「GeForce 7950 GT」が登場。リードテックとXFX、ALBATRON、MSI、InnoVisionの5社からグラフィックスカードが販売されている。在庫はやや少数で、価格帯は3万7000円から5万円に収まる。

 GeForce 7950 GTは、GeForce 7950 GX2の下位にラインアップされるGPU。性能はGeForce 7900 GTX以下で、間もなく終息するGeForce 7900 GT以上とされている。GeForce 7900GTからメモリ容量を2倍にし、GPUとDDR3メモリのクロック数を引き上げたのが特徴。コアクロックは550MHzで、メモリクロックは700MHzだ。

XFX「GeForce 7950GT 570M 512MB HDCP Extreme」。オーバークロック仕様で、コアクロックは570HMz、メモリクロックは1.5GHz。ファンレスクーラーを搭載している点もほかの製品と異なる(写真=左)。リードテック「WinFast PX7950 GT TDH 512MB」。同GPU搭載製品の中では、現在もっとも潤沢に出回っている(写真=中央)。リードテック「WinFast PX7950 GT TDH 256MB」(写真=右)
MSI「NX7950GT-VT2D512E-HD」(写真=左)。InnoVision「Inno3D Geforce 7950 GT」(写真=中央)。ALBATRON「7950GT 512MBDDR3 PCIE」(写真=右)

 入荷したT-ZONE.PC DIY SHOPは「売れ行きはぼちぼちです。中途半端なグレードということもあって、様子見している人が大半ですね。日本人の予算設定に合いにくい製品ではあります」と話す。

 アキバで人気のグラフィックスカードは、3万円以下で買えるミドルレンジタイプと、現行の最上位モデルに二極化している。某ショップは「4万円出せるユーザーは、もっとつぎ込んでハイエンドをめざす傾向にあります。日本の自作市場は世界的に見ると小さい規模になるので、ミドルとハイエンドの中間に売れ筋ゾーンを作るのは難しい。NVIDIAも日本に関して言えば、駄目もとで投入したと考えられますね」と分析していた。

 捨て駒になる可能性もあると読まれているGeForce 7950 GTだが、投入のタイミングを称える声もある。同GPUは先週登場したGeForce 7900 GSと一緒に発表された。某ショップによると「成功する勝算が高いGeForce 7900 GSで市場を席巻したあとでGeForce 7950 GTを投入すれば、たとえ失敗しても印象は薄くなります。ユーザーニーズを読み切ったNVIDIAの王道的な戦略といえますよ」という。

製品:XFX「GeForce 7950GT 570M 512MB HDCP Extreme」
入荷ショップ
TSUKUMO eX.4万3780円
BLESS秋葉原本店4万3800円
クレバリー1号店4万4073円
パソコンショップ・アーク4万5880円

製品:リードテック「WinFast PX7950 GT TDH 512MB
入荷ショップ
クレバリー1号店4万1994円
BLESS秋葉原本店4万2800円
パソコンショップ・アーク4万3480円
T-ZONE.PC DIY SHOP4万3480円
ドスパラ秋葉原本店4万3800円
TSUKUMO eX.4万4780円
高速電脳4万4800円
フェイス秋葉原本店4万1780円(売り切れ)
製品:リードテック「WinFast PX7950 GT TDH 256MB
入荷ショップ
パソコンショップ・アーク3万8780円
BLESS秋葉原本店3万8800円
T-ZONE.PC DIY SHOP3万9800円
高速電脳4万480円
製品:MSI「NX7950GT-VT2D512E-HD
入荷ショップ
クレバリー1号店4万5123円
パソコンショップ・アーク4万7980円
T-ZONE.PC DIY SHOP4万8800円
高速電脳4万9800円
製品:InnoVision「Inno3D Geforce 7950 GT
入荷ショップ
T-ZONE.PC DIY SHOP3万7680円
製品:ALBATRON「7950GT 512MBDDR3 PCIE
入荷ショップ
ドスパラ秋葉原本店4万2800円
高速電脳4万3980円

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