WPC TOKYO 2006の東芝ブースは、HD DVD関連の展示が目玉だ。HD DVDドライブや、HD DVDドライブのピックアップヘッド部分、HD DVD-Rドライブを搭載したAVノート「Qosmio G30」の試作機が参考出展されている。
内蔵型HD DVDドライブの参考展示は6製品ある。5インチベイ内蔵型のHD DVD-ROMドライブ「SD-H802A」は、すでに米Hewlett-Packardが搭載デスクトップPCと外付け型ドライブを海外で製品化している。12.7mm厚のHD DVD-ROMドライブ「TS-L802A」は、現行のQosmio G30に搭載されているものと同様だ。5インチベイ内蔵型のHD DVD-Rドライブ「SD-H903A」と12.7mm厚のHD DVD-Rドライブ「SD-L902A」は、年末のサンプル出荷および量産出荷を見込んでいる。12.7mm厚のスロットローディング式HD DVD-Rドライブ「SD-T913A」と、9.5mm厚のモバイルノートPC向けHD DVD-Rドライブ「SD-U913A」は、2007年内の出荷を計画しているという。
HD DVD-Rドライブ搭載のQosmio G30は、2007年初頭にフラッグシップモデルとして製品化される予定とのことだ。会場ではQosmio G30を2台並べて、DVDとHD DVDの映像再生を横並びで見比べられるデモが実施されている。
なお、書き換え型のHD DVD-RWに関しては、規格の策定が年内に行われる予定で、2007年の年明けから春に対応ドライブの製品化を目指すとしている。
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