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レビュー2006年11月01日 13時00分 更新
モバイルノートPCの“真打ち”登場か!?:軽量/頑丈/スタミナの美しき共存――ソニー「VAIO type G VGN-G1KAP」 (3/3)ファン内蔵ながら放熱性は高く、パフォーマンスも妥当
小型軽量のボディを採用するため、動作時の発熱が気になるところだが、VAIO type Gは冷却ファンを内蔵するため、本体の熱さが気になることはなかった。室温が約26度の部屋で以下のベンチマークテストプログラムを3回ずつ実行した後、放射温度計でボディ表面の温度を測定したところ、CPUやチップセットの真上に位置するキーボードの左側は38度近くまで上昇したが、全体的な発熱は控えめだった。高負荷時はファンが高速回転し、左側面の排気口から風切り音が聞こえるものの、耳障りな高周波音などは発生せず、特に不快には感じない。市場には、ファンレス設計により静音性を重視したモバイルノートPCもあるが、こうした製品では、一般的にシステムの高負荷時に本体が発熱しやすいデメリットがある。静音性を多少犠牲にしてもファンを内蔵し、本体の発熱をしっかり抑えるという選択肢はアリだろう。 基本仕様は、CPUにCore Solo U1300(1.06GHz)、チップセットにはIntel 945GMSを採用。メモリはPC2-4200の512Mバイト、HDDは1.8インチ8ミリ厚の80Gバイトと全体的に控えめだ。そのため、ベンチマークテストの結果は振るわないが、重量1キロ強で最大約12.5時間のバッテリー駆動が行える12.1インチ液晶ディスプレイ搭載のモバイルノートPCであることを考慮すると、不満のないスペックと言える。使用してパワー不足を感じたなら、予算に応じてメモリを増設するとよいだろう。
VAIO type G VGN-G1KAPは、ビジネスユースを本気で考えて製品化したとあって、VAIOの個人向けモデルのような華やかさはないが、目立った弱点がない完成度の非常に高いモバイルノートPCとなっている。後発製品だけあって、ライバル機のLet's note W5と比較して、軽さと薄さで上回り、1000BASE-T対応有線LAN、指紋センサ、FeliCaポート、Bluetoothなどの付加価値も備えている。キーピッチが少し狭い点と、HDDに1.8インチタイプを採用する点では見劣りするが、容量が80Gバイトあれば当面は困らないだろう。毎日持ち歩いてヘビーにノートPCを使うユーザーであれば、法人/個人を問わず、強くおすすめできる1台だ。 このVAIO type Gの投入により、ソニーがビジネス向けノートPC市場でどれだけシェアを伸ばしていくのか、今後の展開にも注目していきたい。 関連記事
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