ギガバイトのmicro-ATXマザー「GA-M61PM-S2」が各店舗に並び、好調に売れている。価格は1万2000円前後で在庫は比較的多い。
GA-M61PM-S2はSocket AM2に対応したマザーボードで、チップセットにGeForce 6100とnForce 430を統合したものを搭載している。拡張スロットは、PCI Express x16とPCI Express x1がそれぞれ1基、PCIが2基。3Gbps対応のSerial ATAポートを4基備える。
GeForce 6100とnForce 430の統合チップは、10月中旬に登場したASUSTeKのmicro-ATXマザー「M2N-VM DH」も採用している。無線LANアンテナや音声入力用のオプションカードなどが付属する豪華版で、実売価格は1万8000円前後。GA-M61PM-S2はシンプルな構成ながら、同等のチップセットを割安に購入できるメリットがある。
なお、GeForce 6100とnForce 400やnForce 405を組み合わせた統合チップはASRockやBIOSTARからもリリースされている。
GA-M61PM-S2は、入荷したショップの多くで好評を博していた。TSUKUMO eX.は「基板面積の小さいmicro-ATXだからこそ、チップセットの統合はうれしいですね。レイアウトに余裕ができるので、CPUクーラーや拡張カードの干渉問題が少なくなります。空調も整えやすい。2チップを作るよりも製造コストが抑えられるはずのなので、ワンチップマザーが普及すれば、全体的に安くて優良なマザーが手に入れやすくなるでしょう」という。
一方のIntel系マザーでは、まだワンチップのマザーボードは普及していない。この理由を分析し、パソコンショップ・アークは「Intel系ではノースチップにメモリコントローラを組み込む必要があります。FSBの関係でサウスチップとの統合が難しい。例え実現しても、コスト削減には結びつきにくいのかもしれません。統合チップセットはAMD系マザーだけの特色になるかも」と語った。
製品: | ギガバイト「GA-M61PM-S2」 |
入荷ショップ | |
TSUKUMO eX. | 1万1980円 |
パソコンショップ・アーク | 1万1980円 |
クレバリー1号店 | 1万2048円 |
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