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ニュース2006年11月17日 02時45分 更新
XPからのアップグレードは要注意!?:マイクロソフトがVistaのライセンス条件を開示 (1/2)マイクロソフトが、日本におけるWindows Vistaのライセンス情報などについて説明会を実施した。マイクロソフトは都内において説明会を開き、Vista発売に向けたプロモーションの現状やVistaのライセンス条件などに関する説明を行った。この中でマイクロソフトは、Windows XPの時まではサポートされていなかった上位SKU(Stock Keeping Units)から下位SKUへのダウングレードがVistaでは可能になることなどを明らかにした。ただし、その場合には、アップグレードインストールはできず、新規インストールのみが可能になるという。 パッケージ版VistaでもほかのPCへライセンスを移動させることが可能に
マイクロソフト Windows本部 コンシューマWindows製品部 森洋孝氏マイクロソフトが明らかにしたのは、従来まではEULA(End User Licence Agreement)と呼ばれていた“ライセンス情報”に関する内容と、以前のバージョンのWindowsからVistaへバージョンアップする際の要件だ。 ライセンス情報とは、マイクロソフトがユーザーに対してソフトウェアのライセンスを付与する場合の条件で、どのように使うことが可能かなどが詳しく記載されている。例えば、OSの1ライセンスでは1台のPCしかインストールして利用することができないと記載されており、ユーザーは同時に1台のPCにしかOSを導入できない。ただし、インストールしたOSを消去すれば話は別で、いわゆるパッケージ版と呼ばれる化粧箱に入ってリテールチャンネルで販売されているWindows XPの場合、インストールしたWindowsをフォーマットするなどして消去すれば、ほかのPCに導入できる。ちなみに、DSP(Delivery Service Partner)版やOEM版と呼ばれる新規ハードウェアと組み合わせて販売されるWindowsの場合は、同時に購入したパーツを使うことがライセンス要件になっているため、その組み合わせで購入したハードウェアでのみ利用可能だ。 しかし、Vistaのβ版のEULAには、この移行に関する新しい記述があり、移行できる台数はインストールしたPCは別にして、そのほか1台と書かれており(例えインストールしたPCのOSを消したとしても2台目以降は利用できない)、自作ユーザーなどの一部で問題になっていた。 この件に関してマイクロソフト Windows本部 コンシューマWindows製品部 森洋孝氏は「従来EULAと呼ばれていたものは、製品版では新しくライセンス情報と呼ばれることになったが、その中ではそのような制限はなくなっている。したがってこれまで通り、Vistaでも以前に使っていたPCのHDDをフォーマットすれば、新しいPCに移管して利用することができる」と述べ、現行のWindows XPと同じように前のPC上のOSを消しさえすれば、新しいPCでも利用可能であるという認識を明らかにした。また、Vistaのアクティベーションについても、Windows XPと変わらないという見解を示した。 パッケージ版では32ビット版のDVD-ROMが同梱され、64ビット版は実費で配布森氏はVistaのパッケージ内容に関しても新しい情報を公開した。「Vistaのパッケージ版では、32ビット版のDVD-ROMのみが同梱される。64ビット版に関しては必要なユーザーに対して実費で配布する形となる」との通り、1月30日に販売開始されるVistaのリテールパッケージには、32ビット版のDVD-ROMのみが同梱され、64ビット版のDVD-ROM、32ビット版でもCD-ROMが必要なユーザーに対しては実費(メディア代+配送費)で配布が行われることになるという。現在のWindows XP Service Pack 2などもメディア配送サービスが行われているが、Vistaでもこれと同じような仕組みや価格で提供されることになるという。もちろん、32ビット版を消して64ビット版への移行、あるいはその逆も可能になる(前述のように同時には1台のPCにのみインストールが可能)。 ただし、「Ultimate(アルティメット)に関しては32ビット版と64ビット版が同梱され、DSP版に関してはそれぞれ別のSKUとして用意される」とのことで、同じパッケージ版でもUltimateに関しては32ビット版と64ビット版がどちらも標準で含まれ、いわゆるOEMやDSPと呼ばれる新規ハードウェアとセットで販売されるバージョンに関しては、販売時に32ビット版、64ビット版が存在することになるという。つまり、整理すると、以下のようになる。
なお、DSP版の価格に関しては依然として発表はないが、「基本的には現在のXPでの価格体系を引き継ぐことになる。Vista Home BasicはXP Home Editionの、Vista Home PremiumはXP Media Center Editionの、Vista BusinessはXP Professionalの価格と同じレンジになると考えていただいてよい」と述べた。 ユーザーとして気になるのは、DSP版のUltimateがいくらに設定されるかだろう。現時点では断片的な情報しかないため断言はできないのだが、DSP版のBusinessの価格からさほど離れていない価格に設定されるのではないかとの未確認情報もある。これに関しては“Stay tuned”というところだろうか。 なお、パッケージなどを購入せずに、Webでの購入/認証だけでアップグレードできる「Windows Anytime Upgrade」については、現状では何も決まっておらず、1月30日の発売までには何らかのアナウンスを行うとのことだ。 [笠原一輝,ITmedia] Copyright© 2012 ITmedia, Inc. All Rights Reserved. Special
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