立冬を過ぎて肌寒くなるころ、PCパーツショップにクリスマスグッズが並ぶのは、すでに恒例の光景となっている。2003〜2004年ごろをピークに、新商品の数が少なくなっているが、今年も季節を彩るアイテムが登場した。
PC関連のクリスマスグッズといえば、USB接続の電飾が有名だが、今年はツリー型2モデルしか新モデルが確認されていない。第1弾はノードランドの「USB Christmas Tree」で、10月末からTSUKUMO eX.で販売している。ツリーの中のLEDが7色に光る仕様で、価格は780円。先週末にはサンワサプライの「USB-TOY29」が、同じくTSUKUMO eX.に入荷。電飾を巻いたもみの木のオブジェで、USBバスパワーと単三乾電池で駆動する。価格は980円だ。
ドスパラ秋葉原本店は、今週の木曜日から昨年のヒットアイテム「LEDキャンドル」を並べた。LEDライトでろうそくの火を模しており、息を吹きかけるとライトが消える仕組み。カラーバリエーションは透明とイエロー、グリーン、レッドの4種類を用意している。価格は500円で、マメ型電池で駆動する。「クリスマスカラーであるレッドとグリーンがよく売れます。まとめ買いする人が多いので、人気の色はすぐに売り切れてしまう可能性が高いです」(同ショップ)とのことだ。
また、この時期は光モノの新製品も多く登場する。今週発見したのは、VIZOのメモリクーラー「Armada」だ。複数のショップに入荷しており、在庫は潤沢。価格は2400円前後となっている。青色LED内蔵の4センチファンを3連結しており、メモリの上部にクリップで固定して利用する。動作音は27.98デシベルだ。入荷したクレバリー1号店は「メモリスロット付近は光モノが配置しにくいので、ケース全体を光らせるならArmadaは役立つでしょう」と話す。
それぞれの売り上げは好調とのことだが、クリスマスアイテムにヒットを期待する声はほとんど聞かれなかった。あるショップは「クリスマスグッズはインパクトが命です。定番化した最近は、新しい商品を並べても人が集まらなくなっています。メーカーも潮時と考えているようで、今年は新モデルがほとんどありませんね。おそらく、来年はゼロになるでしょう」と推測していた。
そういえば、今年はアレも出ないらしい。ひとりで過ごすイブの寂しさをどうまぎらわせろというのか……。
製品: | サンワサプライ「USB-TOY29」 |
入荷ショップ | |
TSUKUMO eX. | 980円 |
製品: | ノーブランド「LEDキャンドル」 |
入荷ショップ | |
ドスパラ秋葉原本店 | 500円 |
製品: | VIZO「Armada(RCL-301)」 |
入荷ショップ | |
T-ZONE. PC DIY SHOP | 2380円 |
高速電脳 | 2380円 |
クレバリー1号店 | 2383円 |
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