画質補正技術“Senseye”の搭載で多目的に使える22インチワイド液晶――BenQ「FP222W」(1/2 ページ)

BenQのFP222Wは、1680×1050ドット表示に対応した22インチワイド液晶ディスプレイだ。独自の画質補正技術Senseyeを搭載し、5msの高速応答に対応するなど、さまざまなシーンで活用できるモデルに仕上がっている。

» 2006年11月29日 09時30分 公開
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ワイド液晶ディスプレイの普及に努めるBenQ

BenQの22インチワイド液晶ディスプレイ「FP222W」

 現状の液晶ディスプレイ市場でシェアが高いのは、1280×1024ドット表示に対応したアスペクト比5:4の17インチ/19インチモデルだ。これらが主流となっている背景には、それ以前に標準的だった17インチ/19インチCRTからの買い換え用として選ばれてきたことが大きい。

 しかし昨今では、液晶パネルの低価格化が進み、映像コンテンツの標準がDVD-Videoやハイビジョンに代表されるワイドフォーマットに移行しつつあることを受け、家庭用の液晶TVに続いて、PC用の液晶ディスプレイも大画面のワイド型が注目されるようになってきている。また、来年1月にリリース予定のWindows Vistaでは、デスクトップ右端のスペースを占有するサイドバー機能が標準搭載され、ワイド画面のほうが作業領域を広く使えるため、今後はワイド液晶ディスプレイが着実に普及していくはずだ。

 BenQではこうした状況を見越して、既にワイド液晶ディスプレイの普及に全力を注いでいる。最近では、24インチワイドモデルの「FP241W」が、HDMI端子や1920×1200ドットというフルHDオーバーの高解像度、10万円を切るアグレッシブな価格設定で、ハイエンドの製品ながら人気モデルとなったことは記憶に新しい。そしてBenQがワイド液晶ディスプレイのラインアップを一層強化すべく、11月上旬に発売したのが「FP222W」である。

1680×1050ドット表示の22インチワイド液晶が実売5万2800円

 FP222Wは、1680×1050ドット(WSXGA+)に対応した22インチワイド液晶ディスプレイだ。高解像度かつ大画面に加えて、画質補正技術のSenseye(センスアイ)を搭載し、5msの高速応答に対応するなど、多目的に使える製品となっている。それでいて、同社直販チャンネルのBenQ Directでの価格は5万2800円とコストパフォーマンスは抜群だ。

1680×1050ドット表示に対応した22インチワイド液晶パネルは、表示領域が473.76×296.1ミリと十分な広さがある。ボディカラーはブラックだ

 アスペクト比16:10の22インチワイド液晶パネルは、A4サイズの書類を2枚並べて表示しても左右のスペースが余るほど広く、Webブラウザで情報収集しながら、表計算ソフトで資料を作成するといった作業が快適に行える。この大画面はもちろん、DVD-Videoやストリーミングビデオを再生する場合にも有効で、迫力ある映像が体験できる。

 1680×1050ドットの解像度は、一般的な1280×1024ドットと比べて約1.35倍も高精細なので、高画素数の写真データの編集や細かな表を表示するのにも便利だ。高精細でも画面サイズが22インチワイドと大きいことから、ドットピッチは0.282ミリを確保しており、アイコンや文字が1280×1024ドット表示の17インチモデル(ドットピッチ0.263ミリ)より大きく表示される。Windows上で小さな文字が読みにくいようなことはないだろう。液晶パネルの表面が非光沢処理で外光の映りこみが少ないため、照明との位置関係を気にせずに設置できるのもポイントだ。

 基本スペックも良好だ。輝度は300カンデラ/平方メートル、コントラスト比は700:1で、十分な明るさと明暗のメリハリがある表示を実現している。応答速度は白黒間で5msと大型のワイド液晶パネルにしては高速な部類だ。中間階調の応答速度を高速化するAMA(Advanced Motion Accelerator)テクノロジーを備えた製品にはかなわないものの、通常の利用シーンで動画の追従性が気になるケースは少ないだろう。視野角は上下170度/左右160度(コントラスト比5の場合)だ。VA系の液晶パネルを搭載した上位モデルほど広くはないため、スタンドのチルト機構を活用するとよい。スタンドは、上22度、下2度に傾けられる。

背面のデザインはシンプルにまとまっており、スタンドにはケーブルを束ねるクリップが用意されている(写真=左)。スタンドは上22度、下2度のチルト調整に対応する(写真=中央)。背面には、アナログRGB(D-Sub 15ピン)とDVI-D、電源の端子が並ぶ(写真=右)。スタンドを外して、アームマウント(100×100ミリのVESA規格準拠)を接続することも可能だ
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制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年12月31日