4つのCPUコアが生み出す「余裕のパフォーマンス」を体感せよマウスコンピューターのクアッドコア搭載モデルを徹底分析(1/5 ページ)

Intelの最新クアッドコアCPU「Core 2 Extreme QX6700」を搭載したハイエンドPCがマウスコンピューターより登場した。その「MDV ADVANCE 9630GX」と「G-Tune MASTERPIECE V900GX3」を徹底分析する。

» 2006年11月30日 00時00分 公開
[兼子忍,PR/ITmedia]
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 “Kentsfield”の開発コード名で知られるIntelの最新CPU「Core 2 Extreme QX6700」がいよいよその姿を現した。4つのCPUコアを1つのパッケージに封入したこのCPUは、デュアルコアのCore 2 Extremeを上回る性能を秘めているという。ここでは、Core 2 Extreme QX6700をいち早く採用したマウスコンピューターの「MDV ADVANCE 9630GX」とG-Tuneの「MASTERPIECE V900GX3」を徹底的に検証する。

平行作業に従来以上の快適さを約束するKentsfield

 冒頭に挙げた2モデルで最も興味を引くのは、個人ユーザー向けPCで初搭載となるクアッドコア版Core 2 Extremeの実力だ。Kentsfieldの開発コード名で知られるCore 2 Extreme QX6700は、実クロック2.66GHzで動作するCore 2 DuoのCPUダイ2つを1つのパッケージに収めた、つまり物理的に4つのコアを搭載したCPUである。

 その構造は、1つのCPUダイの中に2つのCPUコアと4Mバイトの2次キャッシュを搭載しており、2次キャッシュに書き込まれたデータをCore 2 Duoと同様に2つのコアで共有する「アドバンスド・スマート・キャッシュ」や、キャッシュ要求率の高いCPUコアに対して2次キャッシュの割り当て量を増加させる「ダイナミック・アロケーション」といった、Core 2 Duoで採用されているテクノロジーに対応する。また、128ビットのデータを1クロックで演算する「アドバンスド・デジタルメディア・ブースト」により、SSE系命令を高速で処理できるのもCore 2 Duoと同様だ。

 ただし、2つのCPUダイはFSBを経由して接続されるため、4つのCPUコアすべてが2次キャッシュに書き込まれたデータを共有することはできない。さらにTDPは劇的な低電圧/低発熱を実現したCore 2 Duoの2倍に相当する130ワットまで上昇している。

 クアッドコアがその実力を最大限に発揮するのは、言うまでもなくマルチスレッド対応アプリケーションを利用する場合だ。身近なところではHDV編集や3Dゲームなどが挙げられる。ハイビジョン対応DVカメラで撮影した高精細映像の編集は、編集済み映像のレンダリングに膨大なCPUパワーを必要とするし、「重い」アプリケーションの代表格である3Dゲームにも、マルチスレッドに対応したタイトルが見られる。さらに3Dグラフィックの画像や映像を作成するクリエーション用途でも、クアッドコアCPUを利用することで、レンダリング時間の大幅な短縮という恩恵が得られるはずだ。

 もっとも、Windows XP自体がマルチスレッドに対応したOSであることを考えれば、ここに挙げたようなアプリケーションを利用しない一般ユーザーにとっても、PCの動作を日常的に軽快にできるというメリットがあるだろう。

 それではマウスコンピューターのハイエンドに位置付けられるMDV ADVANCE 9630GXと、ゲーム用途に特化したG-Tune MASTERPIECE V900GX3の2モデルを紹介していこう。

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提供:株式会社マウスコンピューター
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年12月15日