NECは1月15日に、2007年春モデルの新製品展示会を行った。別記事にあるように今回登場する登場するモデルには、すべてWindows Vistaファミリーが導入されるほか、コストパフォーマンス重視のデスクトップPC「ValueOne」や、エントリークラスのデスクトップPC「VALUESTAR L」、そしてモバイル重視タイプのノートPC「LaVie J」に新筐体が投入されるなど、新しいOS以外でも注目できるラインアップとなっている。製品展示会では、新登場のモデルなどを実際に見て操作してその使い勝手を試すことができた。
ここでは、新登場モデルを中心に紹介しよう。
春モデルで投入されたValueOneは、タワー型のMTと新しいシリーズで省スペースタイプのValueOne G タイプ STの2モデル。この記事でも紹介されているように、MTシリーズはmicro BTXを採用したことに伴なって筐体デザインを変更している。その外見で特徴的なのがフロントパネルに設けられた吸気用の“三日月”スリットだ。ただスリットを開けただけでなく、青色LEDで間接的に照らす工夫も施されている。
LaVieシリーズで携帯重視ノートのラインアップになるLaVie Jも春モデルでその内容を一新している。2スピンドルタイプのLJ750/HHは筐体の厚みに一瞬驚くものの、その重さは約1227グラムと軽い。実際に手に持ってみると外見から想像できないほど軽くてこれまた驚く。同クラスのノートPCと比べてキーの打鍵感がはっきりとしているのがLaVie Jの特徴であるが、LJ750/HHもその打鍵感を継承している。バッテリー駆動時間は標準バッテリー搭載時で約5.5時間。オプションの大容量バッテリーを搭載すると重量は約200グラム程度増加するものの約11時間まで伸びる。
なお、今回登場したNECのノートPCで「Side Show」を取り入れた製品は皆無であったが、この理由としてNECは「Side Showの採用で得られるメリットと増える重量のどちらをユーザーが求めているかを考えた結果」と答えている。また、LaVie Jに限っていえば「Side Show用のディスプレイを搭載することで150キロfの堅牢性を維持できなくなる」という理由も挙げた。
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