ソニーは1月16日、1366×768ドット表示の11.1インチワイド液晶ディスプレイを備えた2スピンドルモバイルノートPC「VAIO type T」のVista搭載モデルを発表した。従来2台あった店頭販売モデルの数をワンセグ対応の1台に減らす一方、直販のVAIO・OWNER・MADEモデルはカラーバリエーションを6色に増やし、CTOメニューを充実させている。価格はオープン、発売は1月30日からの予定だ。
店頭販売モデル「VGN-TX73B/B」は、ブラックカラーを採用する。Windows Vista Home Premium、Office 2007 Personalを搭載した構成で、実売予想価格は24万円前後だ。従来機と比較して、CPUをCeleron M 423(1.06GHz)からCeleron M 433(1.2GHz)に、メモリを512Mバイトから1024Mバイトに強化している。80GバイトのHDDや2層対応のDVDスーパーマルチドライブは従来通りだ。
ボディの形状やインタフェースに変更はない。本体サイズは272.4(幅)×195.1(奥行き)×21〜28.5(高さ)ミリ、重量は約1.27キロとなっている。バッテリ駆動時間は約7時間だ。指紋センサーとTPMセキュリティチップによるセキュリティ機能、100BASE-Tの有線LAN、IEEE802.11a/g/bの無線LAN、Bluetooth 2.0+EDR、FAXモデムを網羅した通信機能、FeliCaポートやワンセグチューナーの搭載も継承している。
VAIO・OWNER・MADEモデルは、CPUのCore Solo U1500(1.33)をはじめ、メモリやHDDのCTOメニューがアップグレードした。Windows Vistaのエディションは、Home Premium、Home Basic、Businesssから選択できる。カラーバリエーションは、ブラック、シルバー、カッパーの3色に加えて、プレミアムカラーとしてボルドー、グリーン、ロゼの3色が+5000円で選べるようになった。
type Tの採用するマルチレイヤーカーボンは素材の色が黒なので、通常の塗装では色調を再現しにくい。そのため、これまではモノトーンやダーク系の色が多かったが、今回採用したプレミアムカラーの3色は天板に特殊塗装を施してから、職人による手吹き作業で着色を行い、艶のある色と質感を実現したという。
VAIO type T店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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タイプ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
VAIO type T | VGN-TX73B/B | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Celeron M 443(1.2GHz) | 1024MB | 80GB | Home Premium | 24万円前後 |
VAIO type T店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
タイプ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
VAIO type T | VGN-TX73B/B | 11.1インチワイド | 1366×768 | Intel 945GMS | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | ワンセグ | 約1.27キロ |
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