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レビュー2007年02月15日 16時30分 更新
大画面ワイド液晶集中レビュー:多彩な映像入力で攻める“牛印”の24インチワイド液晶――Gateway「FPD2485WJ」 (2/2)OSDの操作には慣れが必要だが、設定ソフトも付属OSDの操作ボタンはタッチセンサ式だ。液晶パネル部の右側に、タッチセンサ式のボタンが縦一列で並んでいる。一般的な4方向ボタンとOKボタンといった構造ではなく、OSDメニューの選択肢に対応するボタンをタッチして、設定を行う仕組みだ。選択肢とボタンの対応は、OSDのメニュー内容によって変動する。 OSDのトップ画面はショートカットメニューになっており、画質モードや入力切り替え、PIPの設定などを即座に呼び出せるよう工夫してある。ショートカットメニューからメインメニューを選ぶことで、すべての設定項目にアクセスすることが可能だ。画質に関する設定は、輝度(0〜100)、コントラスト(0〜100)、ガンマ(0〜100)、カラーモード(RGB、YUV)を用意。輝度、コントラスト、ガンマの設定を呼び出すまでに、ボタンに3回触れる必要がある。全体的に設定の階層が深く、ボタンの反応は少しゆっくりとした印象だ。青く光るタッチセンサ式のボタンは高級感があるものの、操作に慣れてメニュー構造とボタンの感覚をつかむまでは、少し使いにくく感じるだろう。 ![]() ![]()
OSDのトップメニューは主要な機能にアクセスするショートカットメニューになっている(写真=左)。メインメニューを選択すると、画質などの細かな設定が行える(写真=中央)。DVI-D端子のビデオモードは、RGBとYUVが選択できる(写真=右)PCのDVI-D入力とD-Sub 15ピン入力では、輝度、コントラスト、ガンマは個別に記録されるが、カラーモード(プリセット画面モード)は2系統の入力で共通だ。また、WUXGA未満の解像度は、フルスクリーン拡大(ワイド)、アスペクト比を保持した拡大(ズーム)、ドットバイドット(1:1)という3通りの表示方法が選べる。 なお、画質の調整は、添付ユーティリティの「EzTune」でも可能だ。Windows上で画面パターンを見ながらマウスで調整できるため、OSDよりも扱いやすい。設定値を保存してけば、いつでも呼び出せる。 オプションでスピーカバーを増設可能FPD2485WJには、オプションのスピーカバー「Gateway TDX Audio Sound System」(実売予想価格1万円前後)が用意されている。液晶パネル部の下部に増設するタイプで、実効7ワットのステレオスピーカだ。スピーカの電源はFPD2485WJの専用端子から供給され、音声入力はPC接続用のライン端子とマイク端子(どちらもミニジャック)が1系統、外部ライン入力(ステレオRCA)が1系統だ。左右の側面に1つずつ、2系統のヘッドホン端子を設けている。FPD2485WJの入力系統が豊富なだけに、スピーカバーの音声入力が少ないのは残念だ。 電源ボタンやボリュームボタンなどは前面にあり、やはりタッチセンサ式となっている。ボリュームのほか、BassとTrebleの調整、サラウンドのオン/オフが可能だ。左右チャンネルで各3個、合計6個のスピーカユニットを内蔵しており、音質はなかなかパワフルに感じた。中域から高域の伸びや透明感はいまひとつだが、低域から中域には深みがある。PC用ディスプレイのスピーカとしては、ステレオとサラウンドの解像感もまずまずだ。 FPD2485WJ+スピーカバーの組み合わせは省スペース性が高いため、音声入力の系統数が問題にならなければ、増設を検討してみるとよい。ただしスピーカバーを取り付けると、画面の縦回転がしにくくなり、縦表示にしたときの見栄えと重量バランスも損なわれる。この点は覚えておこう。 実売9万5000円前後でコストパフォーマンスが高いWUXGA対応モデルHDMI端子や国内で一般的なD端子がないのは少々残念だが、コンポーネント入力が2系統あるため、HDD/DVDレコーダーや最新ゲーム機の映像をHD画質で楽しめる。PC用のDVI-D入力もHDCP対応なので、将来的にBlu-ray DiscドライブやHD DVDドライブを導入したとしても、HDCPで保護されたコンテンツを表示できるのはポイントだ。ワイド液晶ディスプレイをこれから買うなら、HDCP対応は必須といってよい。 これは余談だが、試しにプレイステーション 3をHDMI変換コネクタ経由でDVI-D接続したところ、1080pのドットバイドット表示が行えた。しかし、今回接続した環境では、ゲームによって強制的にフルスクリーン拡大表示に固定されたり、動作中に表示が乱れることもあった。AV機器やHD画質のゲーム機を接続する場合は2系統あるコンポーネント入力を使うのが無難だろう。 弱点を挙げるなら、sRGBモードがないこと、色温度をケルビン値で設定できないこと、OSDの操作性に慣れが必要なことなどだ。このあたりの重要度はユーザーによって変わり、たとえばフォトレタッチや動画編集といった「色」に関する作業に重きを置くと、色調整の項目が少ない点に不満が出てくる。色調整にそれほどこだわらないのであれば、HDCP対応DVI-D入力や豊富な外部ビデオ入力といった魅力のほうが大きいだろう。 実売9万5000円前後という価格も値段だけ見れば高価に思えるが、24インチワイドでWUXGAの高解像度や、入力端子をはじめする各種機能を考えると、コストパフォーマンスはかなり高い。WUXGAのワイド液晶ディスプレイを検討している人は、ぜひ候補に加えたい製品だ。
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