今週の水曜日、TDPが45ワットまで下げられたAthlon 64 3800+と3500+が複数のショップに入荷した。価格は3800+が1万3000円前後で、3500+は1万2000円前後。在庫はともに潤沢だ。
新しい3800+と3500+は製造プロセスが90ナノメートルから65ナノメートルに短縮化されており、従来モデルに比べてTDPが17ワット下がっている。動作クロックとキャッシュ容量は変わらず、3800+が2.4GHzで512Kバイト、3500+が2.2GHzで512Kバイト。
多くのショップで人気はまずまずという。入荷したあるショップは「低消費電力タイプはエントリーモデルのほうが動きがいい。Athlon 64 X2よりもよく売れるかも」と、好調を期待すると同時に、Athlon 64シリーズを廉価シリーズ扱いしていた。
AMDの場合、Athlon 64の下にSempronシリーズが用意されており、1万円強から数千円の価格で提供している。しかし、Sempronは自作市場ではあまり支持を得ていない様子だ。T-ZONE.PC DIY SHOPは取り扱いをストップしており、パソコンショップ・アークは常時取り寄せで対応している。ツートップ秋葉原本店は「AMD製CPUを購入するユーザーは自作中・上級者が多く、性能の低いSempronを買う人はほとんどいません。数千円のエントリーCPUはCeleron Dのシェアが圧倒的」と語る。
一方、インテルは中間ラインであるPentium DとPentium 4が、ほとんど売れていないとの声もある。T-ZONE.PC DIY SHOPは「結局、メインストリームとエントリーの二段構成が1番よいのでしょう。実際、Core 2 DuoとAthlon 64 X2の下は、CPUに1万5000円程度出せる人がAthlon 64を選び、1万円以下ならCeleron Dを選ぶというすみ分けが何となくできているようです」とコメントしていた。
製品名: | AMD「Athlon 64 3800+(TDP 45ワット版)」 |
入荷ショップ | |
ドスパラ秋葉原本店 | 1万2280円 |
TSUKUMO eX. | 1万2420円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 1万2579円 |
BLESS秋葉原本店 | 1万2580円 |
クレバリー1号店 | 1万3618円 |
パソコンショップ・アーク | 1万3800円 |
ツートップ秋葉原本店 | 1万3980円 |
製品名: | AMD「Athlon 64 3500+(TDP 45ワット版)」 |
入荷ショップ | |
ドスパラ秋葉原本店 | 1万1480円 |
TSUKUMO eX. | 1万1800円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 1万2054円 |
パソコンショップ・アーク | 1万2400円 |
ツートップ秋葉原本店 | 1万2480円 |
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