それなら“ちょい高”は? というわけで、先週から複数のショップに並んでいるMSIのATXマザー「K9AGM2-FIH」の評判も聞いて回った。こちらの価格は1万2000円前後で、鉄板マザーこと「TA690G AM2」よりも若干高い。
K9AGM2-FIHは、チップセットにAMD 690Gを採用したSocket AM2マザー。VGA出力とHDMI出力端子をオンボードし、この2系統を使ってデュアルディスプレイ環境も構築できる。搭載スロットは、PCI-Express x16 1基とPCI-Express x1 1基、PCI 2基など。
先々週に登場したBIOSTAR「TA690G AM2」とほぼ同等のスペックで、TSUKUMO eX.は「目立った違いは、K9AGM2-FIHが対応CPUを明記しているくらい……」。また、某ショップは「MSIは有名ブランドだけど、BIOSTARも高い信頼性があるので、ネームバリューで差はつかないでしょう」と語る。
1万円以下のTA690G AM2に比べると、コストパフォーマンスが低くなる印象をぬぐえないが、それでも好調に売れているという。先週末の時点で売り切ったショップはなかったので、プチヒットといったところ。パソコンショップ・アークは「ライバルがいないためでしょう。“鉄板”マザーのTA690G AM2は再入荷の目処が立っていません。多少高くても、同等の性能が求められるK9AGM2-FIHを買っていくのだと思われます」と分析していた。「ちょい高でも気にしない」ではなく、「しかたなくちょい高を求める」という流れのようだ。
製品名: | MSI「K9AGM2-FIH」 |
入荷ショップ | |
パソコンショップ・アーク | 1万1980円 |
TSUKUMO eX. | 1万2280円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 1万2380円 |
BLESS秋葉原本店 | 1万2580円 |
高速電脳 | 1万2800円 |
ツートップ秋葉原本店 | 1万2980円 |
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