今週の金曜日から、DSP版Windows Vista Ultimateの限定パッケージ「Windows Vista Ultimate α+」の販売が始まった。在庫は潤沢で、週末に出かけても余裕で購入できる状況だ。ショップによってプラスアルファの特典が異なるため、価格は2万4000円から3万円弱と開きがある。
Windows Vista Ultimate α+の基本構成は下記のとおりで、さらにショップごとに追加のオマケがつく場合がある。DSP版のため、FDDなどのPCパーツとのセット販売が原則だが、クレバリーが提供するタイプは拡張カードを同梱しているため、(そのカードを組み込んだマシンにインストールする条件で)パッケージのみでも購入可能だ。
先週末から大々的なキャンペーンが打たれ、予約発売を開始していたものの、どこのショップも出足は低調だ。各ショップからは「Vista深夜販売時のような盛り上がりは期待できないでしょう。ゆっくり売っていけばいいと思います」(TSUKUMO eX.)や、「予約は一桁しか頂いていません。付加価値が付いてお得ではありますが、Vistaの需要がいったん飽和した感があるので……」(T-SONE.PC DIY SHOP)などのコメントがほとんど。いわば“予想通り”といったところか。
現在よく売れているOSを聞いたところ、やはりVista Ultimateとするショップが多かったが、次いでXP Professinalが挙がったのは興味深い。
某ショップは「Vistaが登場したことで、XPが即販売終了になると考えているユーザーが意外に多く、擬似的な駆け込み需要が起きています。実際は、XPの取り扱いが近々打ち切られることはありません」と話す。マイクロソフトは、2006年の時点でWindows XP Professinalの「正規OEMおよび、小売店のライセンス利用終了日」は、Vista発売の12カ月(予定)と提示している。今後、期間の延長こそあれ、短くなることはないので、少なくとも2007年中は安心して購入することができるだろう。
なお、Vista深夜販売で登場した元祖限定パッケージ「Ultimate α」は、一部のショップでいまも取り扱っている。フェイス秋葉原本店はα+とαを併売しており、「αも“潤沢に”在庫しています。オマケを比較しながら色々と選べるので楽しいですよ、ハハハ……」とアピールしていた。
製品名: | マイクロソフト「Windows Vista Ultimate α+」 | |
入荷ショップ(ショップ価格/セット内容) | ||
TSUKUMO eX. | 2万5980円 | FDD |
TSUKUMO eX. | 2万7980円 | DVDドライブ(NEC 7170A)+特製ベゼル |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 2万6600円 | FDD+先着10名にマウスパッド |
ツートップ秋葉原本店 | 2万6900円 | FDD+Media Centerリモコン |
フェイス秋葉原本店 | 2万6979円 | FDD+Media Centerリモコン |
高速電脳 | 2万6800円 | FDD |
BLESS秋葉原本店 | 2万6580円 | FDD+キングストン製micro SDカード 1Gバイト |
クレバリー1号店 | 2万7804円 | USB2.0拡張カード+USBメモリ 1Gバイト |
ドスパラ秋葉原本店 | 2万4980円 | FDD+DVD-Rメディア50スピンドル |
ドスパラ秋葉原本店 | 2万9800円 | FDD+無停電電源装置 |
ドスパラ秋葉原本店 | 2万9800円 | FDD+4ポートHDMIセレクター |
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