豊富な入力系統に目を奪われがちだが、HD2451Wの本質はやはり画質と機能にある。PC入力とAV入力で別々に最適化された高い画質は、PC用の液晶ディスプレイと液晶TVのFORIS.TVを手がけてきたナナオならではだ。さらに、詳細なOSD調整項目、柔軟なスケーリング、音声入出力、USBハブとUSB切り替え機能、PinPなど、使い勝手を高める機能群が脇を固めている。
以上のようにHD2451Wは、PC用の液晶ディスプレイをベースにしたAV入力対応の製品としては、最高クラスの製品と言える。もちろん、保証期間は5年間あるため、長期的な運用を見据えても安心して導入できる1台だ。
なお、HD2451Wはナナオの直販サイト「EIZOダイレクト」の専用モデルとなる。直販価格は14万9800円で、製品の完成度を考えると抜群のコストパフォーマンスと言ってよい。ちなみに、店頭でも販売される下位モデルとして「FlexScan HD2441W」(以下、HD2441W)も用意されている。HD2441Wは、HD2451WからD4入力とRCAコンポジット/S-Video入力を省略した以外は同じ仕様だ。AV入力はHDMIの2系統だけで十分という人はHD2441Wも検討してみるとよいだろう。こちらの標準価格は14万4800円だ。
2モデルとも発売予定は2007年6月22日だが、5月26日の土曜日と27日の日曜日には秋葉原のリナックスカフェでHD2451WとHD2441Wのイベントが開催される予定だ。一足先に最新2モデルを体験できるチャンスなので、秋葉原にぜひ足を運んでほしい。
FlexScan HD2451W/HD2441Wの主なスペック | ||
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FlexScan HD2451W | FlexScan HD2441W | |
カラー | ホワイトシルバー、ブラック、チタニウムシルバー | ホワイトシルバー、ブラック |
液晶パネル | 24.1インチワイド(VA) | 24.1インチワイド(VA) |
解像度 | 1920×1200ドット | 1920×1200ドット |
輝度 | 450カンデラ/平方メートル | 450カンデラ/平方メートル |
コントラスト比 | 1000:1(コントラスト拡張オン時3000:1) | 1000:1(コントラスト拡張オン時3000:1) |
視野角 | 上下178度/左右178度 | 上下178度/左右178度 |
応答速度(黒→白→黒)/(中間階調) | 16ms/6ms | 16ms/6ms |
PC入力 | DVI-D 24ピン(HDCP対応)×1、D-Sub 15ピン(ミニ)×1 | DVI-D 24ピン(HDCP対応)×1、D-Sub 15ピン(ミニ)×1 |
AV入力 | HDMI×2、D4×1、S-Video/コンポジット×1 | HDMI×2 |
音声入力 | USBオーディオ×2、RCAステレオ×1 | USBオーディオ×2、RCAステレオ×1 |
音声出力 | ステレオミニ×1、ヘッドフォン×1 | ステレオミニ×1、ヘッドフォン×1 |
USBハブ | USB 2.0ダウンストリーム×2 | USB 2.0ダウンストリーム×2 |
外形寸法(幅×奥行き×高さ) | 566×230×363〜480ミリ | 566×230×363〜480ミリ |
重量 | 約10.3キロ(スタンド含む) | 約10.3キロ(スタンド含む) |
昇降調整 | 約90ミリ | 約90ミリ |
チルト調整 | 上60度、下5度 | 上60度、下5度 |
スイベル調整 | 左右172度 | 左右172度 |
フリーマウント(VESA規格) | 100×100ミリ | 100×100ミリ |
PC入力拡大モード | ノーマル、拡大、フルスクリーン | ノーマル、拡大、フルスクリーン |
AV入力拡大モード | 4:3、レターボックス、16:9、16:9フル | 4:3、レターボックス、16:9、16:9フル |
保証期間 | 5年間 | 5年間 |
標準価格 | 14万9800円 | 14万4800円 |
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提供:株式会社 ナナオ
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年3月31日