COMPUTEX TAIPEI 2007も2日めに突入したが、まだHall 2をうろうろしている。すでに、初日のHall 2で確認された「気になるPCパーツ」(とくにマザーボード)を、こちらとこちらで紹介したが、1日で駆け巡っただけでは見つけられなかったものも結構ある。ここでは、2日めにHall 2で見つけた注目パーツをお届けしよう。
先に掲載したリポートで「COMPUTEX TAIPEIといえど珍しい」と述べたIntel G35搭載マザーが、ASUSやMSIのブースでも確認された。MSIの「G35M」はminiATXフォームファクタでメモリはDDR2-800/667に対応。ノースブリッジの冷却はファンを持たないヒートシンクのみが載っている。ASUSの「P5E-VM」もminiATXマザー。Intel G35と組み合わされるサウスブリッジにはICH9Rを採用している。メモリはDDR2だが独自技術でDDR2-1066をサポートするという。
初日に報告が抜けてしまったDFIのブースでもIntel X38マザーをはじめとするIntel 3シリーズ搭載製品やAMD RD790マザーが展示されている。DFIマザーらしく、Intel X38マザー「X38-T3R」「X38-T2R」(前者はDDR3、後者はDDR2にそれぞれ対応する。ともに、サウスブリッジはICH9R)はPCI Express X16スロットを3本持つ。この3本はグラフィックスカード2枚によるCrossFireと物理演算に用いるグラフィックスカード1枚の組み合わせで使うことをDFIでは想定している。
AMD RD790マザーの「RD790-M2R」にいたっては、ほかのAMD RD790マザーのようにPCI Express X16スロットを4本有しているが、こちらもDFIは「CrossFireと物理演算の組み合わせ」で使うことを想定しており、スロットもグラフィックスカードを差す2本とそれ以外の2本で色と形状が分けられている。
前回のリポートでMSIとi.BASE、COMMELLの製品を紹介した“Santa Rosa”マザーは、このほかにもファクトリー組み込み系製品を出荷しているマザーボードベンダーで展示されている。この手の製品で日本のユーザーに頼りにされているDFIでも“Santa Rosa”マザーを確認した。ただし、DFIジャパンとしてはコンシューマー市場に出荷するつもりはない、とのこと。製品価格も設定していないそうだ。これまでどおり、パーツショップで入手するには「ショップの努力」によって入荷されるのを待つしかない。
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