COMPUTEX TAIPEI 2007初日のインテル基調講演で登場したASUSの“199ドルノートPC”こと「Eee PC」については、ITmediaでもこちらとこちらで紹介している。そのEee PCがインテルブースで展示されている。基調講演では、スタッフが引き上げるまでの短い時間で撮影しかできなかったEee PCをインテルブースで試してみた。
「7インチの液晶ディスプレイ」「重さは900グラム」「2GバイトのSSD」「メインメモリは512Mバイト」と一部の仕様は分かっているものの、搭載しているCPUやチップセット、導入されているOSは不明だった。基調講演で登場したものとは筐体の「やつれ具合」が微妙に異なるため、同じ機材ではない可能性があるが、ここでは、インテルブースに展示されていたEee PCのスペックの一部を紹介したい。
630MHzで動作するCeleron M(と表示されるが、これはCeleron Mをベースにした“Stealey”ことA100、もしくはA110と思われる)とチップセットにIntel 915シリーズ(と表示されるが、これはIntel 945GUである可能性が高い)を搭載するハードウェアでKDEを組み込んだLinuxを動かしているEee PCだが、その動作は軽くアプリケーションの起動、切り替え、文字の入力(ただし英文のみ)で“もたつき”を感じることはなかった。このあたりはデータストレージにフラッシュメモリを採用したおかげかもしれない。
映像の再生や画像の加工などPCの処理能力が問われる「重い処理」を行っていない段階ではあるが、十分使える「199ドルノートPC」という印象だ。
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