これがVista時代のホームPC決定版だ!――日立製作所「Prius One type W」PCもTVも美しい画面で(1/3 ページ)

ここ最近、液晶一体型PCの人気が高いという。ここでは、読者アンケートから見えてきたホームPCの実態を分析しつつ、キレイな液晶ディスプレイを搭載した注目の1台をピックアップしよう。

» 2007年06月11日 15時00分 公開
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好調な出荷を続ける液晶一体型PC

人気の高い液晶一体型PC(写真は日立製作所のPrius One type W)

 社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)から発表された2007年度パーソナルコンピュータ国内出荷実績によると、この4月はデスクトップPCの出荷台数約25万台のうち、実に60%にあたる15万1000台が液晶一体型PC(オールインワン型)だった。直近の2006年度の第4四半期では、液晶一体型PCの出荷台数は約79万4000台で前年同期比で106%と、A4ノートPCに次いで成長を遂げている。

 では、なぜ液晶一体型PCの人気が高いのだろう? 液晶TV+HDD/DVDレコーダー+PCが1台ですむからだろうか。液晶ディスプレイとPC本体が別々になったセパレート型のデスクトップPCと比較してケーブルの取り回しや設置が簡単だからだろうか。

 ここに興味深い結果がある。これはPC USERが5月に行った「PCでTV、見てますか?」と題する読者アンケートで、家庭向けPCのTV機能を軸に、Vista時代に適したホームPC像を聞いたものだ。主な結果を列記すると、以下のようになる。

 ・とにかくキレイな画面でTV番組を楽しめること

 ・PCとしてもTVとしても使いやすいこと

 ・地上デジタル放送の対応とVista搭載は必須

 ・適度な画面サイズを備えつつ省スペース性も優れていること



 結論を述べる前に、まずはアンケートの詳細を見ていこう。

使用場所

 アンケートに答えてくれたユーザーにPCの使用環境を聞いたところ、PCの平均所有台数は2.8台と多く、PCを使っている場所は71.1%が自室と答えた。すなわち、リビングルームのような広い部屋で複数の人がいるという環境ではなく、プライベートな空間でPCを主に使っていることがうかがえる。文字通り、“パーソナルなコンピュータ”としての利用が多いようだ。

画面サイズ

 上記の使用環境から、30インチ以上の大画面を備えて設置面積が大きくなるPCよりも、取り回しがよくて省スペース性に優れたノートPCや20インチクラスの液晶一体型PCがふさわしい。TVの画質は大事。だが、フルハイビジョン対応や大型画面のPCを求める声は大きくない。

 ただ、省スペース性や可搬性ではノートPCが優れるものの、現在主流の15.4インチワイド液晶ディスプレイ搭載機ではTV視聴時に物足りなさを覚える画面サイズが気になる。また、20インチ以上の液晶ディスプレイを備えたノートPCはわずかで、多くが17インチ程度にとどまるほか、それらの製品はハイエンドモデルとして扱われるためどうしても高価になりがちなのが難点だ。

 逆に、液晶ディスプレイとPCが一体化した液晶一体型PCは接続するケーブルが必要最低限ですみ、設置スペースもかなり抑えることができる。さすがに30インチ超の液晶ディスプレイを内蔵したモデルはこの限りではないが、先に述べたようにパーソナルな空間では20〜22インチ前後で画面解像度が1680×1050ドットクラスの製品が適しており、設置面積はグッと少なくてすむ。加えて、液晶一体型PCのベアボーンキットが秋葉原などの自作マーケットに出回ることは少なく、コンパクトかつ大画面の液晶一体型PCは国内PCメーカーの独壇場となっている。

PC USERで行った読者アンケートの結果で、左の円グラフがユーザーの居住形態、右がPCの主な使用場所をまとめたもの。多くのユーザーがプライベートな空間でPCを使っているのが分かる

何より大事なのはキレイな画面でTVを楽しめること

 もっとも重視する機能を聞いたところ、ベスト5は「TVの画質」が76.2%、「地デジ放送の対応」(65.2%)、「TVとしての操作性・ソフトウェアの使いやすさ」(60.9%)、「TVを見ながらPCのほかの機能が使えること」(59.1%)、「TVがすぐに視聴できること」(58.8%)となる。

 逆に現状のテレパソについての不満点としては、「TVの画質」(58.5%)、「地デジ放送に非対応なこと」(52.8%)、「TVがすぐに視聴できないこと」(42.6%)がある。また、PCでTVを見ない理由としては、「所有しているPCにTV機能がない」、「PCとは別にTVを持っている」という根源的な理由を除くと、「PCが液晶TVのように軽快に動作しない」(28.1%)、「画面サイズが小さいから」(23.5%)、「PCに負荷がかかって処理が重たくなる」(21.4%)となる。

 つまり、PCを立ち上げずにTV番組をすぐに楽しめて、PCに負荷がそれほどかからずにキレイな表示の地上デジタル放送が見たい! というユーザーの要望が多いということだ。

 特に注目に値するのは、「TVの画質」について多くのユーザーが言及していることだ。「とにかくTVの画質は大事」「画質の向上」といった意見が非常に多く、たった一言「画質」と回答したユーザーが複数いたほど、TV画質に重きを置く傾向にある。

 確かに、高画質な地上デジタル放送がその美しさを再現できない画面になってしまっては本末転倒であり、さまざまな画質改善機能を備えたり、映像ソースに適した“絵作り”が可能であることがより望ましい。

 その際、さまざまな映像処理技術が必要とされるのはもちろん、TVの画面がキレイであるということは、ベースとなるPCの表示品質が高くないとお話にならない。当たり前のことを指摘しているように見えるが、これが意外と難しい。動画をはじめ、写真やWebページの画像といった静止画からテキストまで、どれもキレイに見せるためには、表示品質に優れた液晶ディスプレイの搭載が欠かせない。

左から「テレパソで重視する機能は?」「テレパソの不満点は?」の集計結果(単位は%:複数回答可)

キレイな画面を実現するS-IPS液晶を採用したPrius One type W

20.1インチワイド液晶ディスプレイを搭載したPrius One type W AW37W5U(日立製作所)

 これまで挙げてきたポイントをまとめると、それに該当するモデルが真っ先に浮かび上がる。それが日立製作所のPrius One type W AW37W5Uである。

 地上デジタルTVチューナーの内蔵はもちろん、1680×1050ドット表示に対応した大画面の20.1インチワイド液晶ディスプレイを搭載しながら、ボディの奥行きが198ミリというコンパクトさが身上だ。電源投入後、約5秒で地デジ放送がすぐに楽しめる「エコ・ポン・パッ!」機能を持つほか、OSにはWindows Media Center機能を備えたWindows Vista Home Premiumを導入ずみで、リモコンを使ってオンラインコンテンツを気軽に楽しめるのもポイントだ。

 しかし、Prius One type W AW37W5Uの最大の特徴は、上下/左右178度の広視野角を実現したS-IPS液晶の採用にある。次のページでは、その点について詳細にチェックしていこう。

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提供:株式会社 日立製作所
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2007年7月11日