WWDC 07まもなく開幕――ついに“Leopard”の詳細が明らかに新iMacの発表は? iPhoneの披露は?(1/2 ページ)

» 2007年06月11日 21時41分 公開
[林信行,ITmedia]

 米国6月11日、毎年恒例となっているアップル主催の開発者向けイベント「Worldwide Developers Conference」(以下、WWDC 07)がスティーブ・ジョブズCEOの基調講演で開幕する(日本時間6月12日深夜2時)。PC USERでも、開幕イベントや基調講演の模様を速報をお届けする予定だ。

 ネットではメタル筐体のiMacの発表など、さまざまな憶測が流れ始めているが、果たして今年は何が発表されるのか(関連記事:WWDC 2007の目玉はやはり「Leopard」――ユーザーの次は開発者をスイッチ)。

目玉の新OS「Leopard」は宇宙をイメージ!?

 今回のカンファレンスの目玉は秋頃にリリース予定の次期OS「Mac OS X “Leopard”」だ。なお、当初は6月から10月に延期されたこの新OSだが、一部では9月頃のリリースがささやかれている。

 登録用に10日(日曜日)からオープンした会場には、“Mac OS X Leopard――Rocket fuel for your app”(Mac OS X Leopard、あなたのアプリケーションのロケット燃料)と書かれた横断幕が掲げられている。また、Xという文字の背景には、たくさんの星が描かれ宇宙をイメージしたものになっている。

 Mac OS X Leopardは昨年8月に開催されたWWDC '06で初めてその概要が明らかになったが、その時に紹介された機能の1つに「Time machine」がある。これは自動バックアップ/復元の機能で、あらかじめ決めたショートカットを押すと、Macの画面がフェードアウトし、宇宙空間をイメージした画面が表れる。

 横断幕の画像は、明らかにこのTime Machineの画像を模したもので、同機能がLeopardの目玉機能であることを示唆しているようだ。さらに登録用カウンターの上には、横長の特大横断幕が掲げられており、Mac OS X関連の無数のアイコンが星のようにちりばめられていた。

WWDC会場のMoscone Center West(写真=左)。100×200メートルほどの非常に巨大な建物だ(→google Maps)。会場内には“Leopard”と書かれた巨大な横断幕が掲げられていた。Xの文字の後ろには宇宙をイメージした背景が描かれている(写真=中央/右)

 これまでのMac OS Xのパッケージイメージの画像は、真っ白のバックに流体の質感を持つ青い“X”が描かれたものや、真っ黒のバックに、金属の質感を持つ“X”が描かれたものが主体だったが、Leoardでは星がちりばめられた宇宙の背景に金属質の“X”を描くデザインが主体となるのだろうか。

 Mac関連の開発者やユーザーの中には、昨年デモされたTime Machineの画面デザインが「カルト宗教っぽいイメージがありイヤだ」という批判もあがっている。

 ただし、最近のアップルはMacだけでなくiPodの広告にしても、単色塗りバックからペンキを散りばめたような背景に変えるといった方針転換を行っている。スティーブ・ジョブズCEOの趣向の変化なのだろうか。

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