17インチWUXGA液晶×BDドライブのハイスペックノート――Inspiron 17202007年夏 Vista搭載PC特集

» 2007年06月27日 15時30分 公開
[ITmedia]

Inspironの最上位ノートはSanta Rosa、BDドライブ、WUXGA液晶を用意

Inspiron 1720

 デルの個人向けノートPCで、機能と価格のバランスを重視した「Inspiron」シリーズのうち、Inspiron 1720は17インチワイド液晶を搭載した最上位モデルだ。フラッグシップの座こそ「XPS」を冠した上位シリーズに譲ってはいるが、「Inspiron 9400」の後継として、BTOメニューにはフルHDをカバーするWUXGA(1920×1200ドット)表示に対応した光沢液晶をはじめ、高性能なパーツ群が並んでいる。

 本モデルのポイントは大きく3つ。まず、基本アーキテクチャが、FSB 800MHzのCore 2 Duo(T7700/T7300/T7100)とIntel GM965 Expressの組み合わせに変更され、無線LANモジュールがドラフトIEEE802.11n(Intel Wireless WiFi Link 4965AGN)に対応したことで“Santa Rosa”仕様の構成を選択可能になった点。加えてグラフィックスチップは、Inspironシリーズ初のDirectX 10世代となるNVIDIA GeForece 8400M GS(128Mバイト)/8600M GT(256Mバイト)が選べるようになった。

 2つめはエンターテイメント機能の拡充で、200万画素のWebカメラを液晶ディスプレイ上部に搭載したほか、10フィートUIのDell MediaDirectが赤外線リモコンに対応。また、右側面のメディアカードスロットが8種類に対応し、デジタルカメラなどとの連携が強化された。さらに、Blu-ray DiscドライブがBTOメニューに追加されたのも目を引く。

 3つめはデザインの変更。ボディが従来の樹脂製からマグネシウム合金製に変更され、シルバーを基調とした外観が、金属的な質感を帯びたよりシルバーらしいものになった。また天板の色には、8色のカラーバリエーション(クールブラック、ピュアホワイト、クラシックレッド、オリーブグリーン、カフェブラウン、インテリジェントブルー、チェリーピンク、シトラスイエロー)が用意された。なお、Inspironで初めて10キー付きのキーボードが採用されているが、本体サイズは394(幅)×293(奥行き)×39〜44(高さ)ミリと横幅は変わらず、奥行きのみ5ミリほど長くなっている。

標準では10キー付きの日本語キーボードを装備しているが、BTOメニューでは差額なしで英語キーボードに変更することが可能だ(写真=左)。ほかのモデルと同様、天板カラーは8色から選ぶことができる(写真=右)

 直販価格は、CPUにCeleron 540(1.86GHz/L2キャッシュ1Mバイト)を採用し、メモリを1Gバイト、HDDを120Gバイト(5400rpm)、チップセット内蔵グラフィックス(GMA X3100)、コンボドライブ、1440×900ドット表示の非光沢液晶、Windows Vista Home Basicを選択したベーシック構成で10万500円からとなっている。


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