AMDに久しく不在の“ハイエンド”を待ち望む声古田雄介のアキバPickUP!(4/4 ページ)

» 2007年07月02日 11時45分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]
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CPU先行買いのユーザーはいずこへ? 新型Core 2 Duo対応ベアボーン登場

MS-1637の発売を知らせるT-ZONE.PC DIY SHOPのPOP

 5月第2週に登場した、ノートPC向けの新型Core 2 Duoに対応するベアボーンMSI「MS-1637」が、先週ようやく登場した。価格は9万円台前半で在庫は少数だ。

 MS-1637は15.4型ワイド液晶を搭載する据え置きノートタイプのベアボーン。Intel GM965 Expressチップセットを搭載し、Core 2 Duo T7700/T7500/T7300/T7100に対応している。グラフィックスはチップセット内蔵のIntel GMA X3100で、メモリはDDR2 533/667を最大2Gバイトまで積めるほか、Intel Turbo MemoryもMini PCI Expressカードスロットにモジュールを実装することでサポートする。

 Santa Rosa対応製品はマザーボードも出回っておらず、MS-1637が初めて。対応環境がない状況でCPUを先行買いしたユーザーも確認されており、確実な需要があるように思えるが、複数のショップが「反応はほとんどない」と答えていた。

 ある店員さんは「先行でCPUを買った人は、待ちきれずにメーカー製PCに換装した可能性が高いですね。もちろん、メーカー保証外になりますが、私でもそうしますよ……」と語る(関連記事:眺めてハァハァする人々――新型Core 2 Duo登場で)。

 なお、単品で発売される対応マザーについての具体的な情報は得られなかった。複数のショップで「出すならあそこ」と候補に挙がったのは、MS-1637を発売したMSIと、アルバトロンだ。「以前ならAOpenが筆頭候補でしたが、パーツのリリースが大幅に減っている現状では期待できません。KI690-AM2をリリースしたアルバトロンに期待ですね」(某ショップ)という。

 ちなみにアルバトロンからは、先週火曜日に、Socket AM2で初のMini-ITXマザーとなる「KI690-AM2」が登場している。3万円と高価な製品のため、あまり売れ行きはかんばしくない様子だったが、予期せぬところで期待を背負ったようだ。

MSI「MS-1637」(写真=左)。5月に登場したFSB 800MHzの新型Core 2 Duo(写真=中央)。アルバトロン「KI690-AM2」(写真=右)
製品:MSI「MS-1637」
入荷ショップ
T-ZONE.PC DIY SHOP9万1480円
パソコンショップ・アーク9万3800円
BLESS秋葉原本店9万3800円

製品:アルバトロン「KI690-AM2」
入荷ショップ
パソコンショップ・アーク2万9480円
TSUKUMO eX.2万9799円
T-ZONE.PC DIY SHOP2万9800円
USER'S SIDE秋葉原本店2万9820円


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