Santa Rosaを導入したパワフルモバイル「VAIO type S」発表2007年PC秋冬モデル

» 2007年09月03日 15時00分 公開
[ITmedia]
“Santa Rosa”を導入し、筐体デザインの一部を変更した「VAIO type S」

 今回登場するVAIO type Sは、店頭モデルの「VGN-SZ74B/B」と「VGN-SZ54B/B」の2モデルとVAIOオーナーメードモデルで構成される。CPUはそれぞれ、Core 2 Duo T7300(動作クロック2.0GHz)にCore 2 Duo T7100(動作クロック1.8GHz)を搭載して、従来のFSB 533MHzから最新のFSB 800MHzに対応、それに伴ない、チップセットもIntel 945GM ExpressからIntel GM965 Expressに変更されるなど、VAIO type Sにもようやく“Santa Rosa”が導入された。

 従来モデルで取り入れられている「ハイブリッド・グラフィックスシステム」は、今回の新モデルにも継承されている。専用スイッチで、パフォーマンスの高い外部GPUと消費電力が少ないチップセット内蔵グラフィックスコアを切り替えるこのシステムで、春モデルで利用していた外部GPUのGeForce Go 7400が、最新世代のGeForce 8400M GSに変更された。液晶ディスプレイのサイズは、従来と同じ13.3インチワイドで、解像度も1280×800ドットと変わらない。

 筐体はデザインの一部が変更された。液晶ディスプレイの上に搭載されたWebカメラ「MORTION EYE」の形状が横に細くなり、液晶ディスプレイの下にあったVAIOロゴはSONYロゴに変更され、タッチパッドの形状は角のついた四角になった。本体サイズは315(幅)×234.3(奥行き)×24.7〜36.4(高さ)、重さ約1.98キロ。バッテリー駆動時間は約5.5時間となっている。フットプリントは従来モデルと同じだが、厚さと重さがわずかに増えた。ただし、同梱されるACアダプタは小型化され、そのサイズは従来の25%減となっている。

 VAIOオーナーメードモデルでは、これまでどおり、筐体パネルにカーボンファイバーを用いた「カーボンモデル」が用意されるが、従来「プレミアムカーボン」だけだった筐体カラーが「ブラック」と「新色プレミアムブラウン」の2色から選べるようになった。そのほか、ほかの秋モデルのVAIOノートPCと同様に、ハイブリッドHDDやドラフト11n対応無線LANが用意され、OSではWindows Vista Ultimate、HDDでも7200rpmドライブなど、モバイルノートPCとしてはハイエンドの選択肢が並ぶ。

VAIOオーナーメードモデルで選択できる筐体カラーは「ブラック」(右)と「新色プレミアムブラウン」の2色となる

 なお、ほかの秋モデルで導入されている「VAIO Music Story」「VAIO Music Box」などは導入されないので注意されたい。

VAIO type S店頭モデルの概要(その1)
タイプ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
VAIO type S VGN-SZ74B/B 2スピンドル マイナーチェンジ Core 2 Duo T7300(2.0GHz) 1024MB 160GB Home Premium 23万円前後
VGN-SZ54B/B 2スピンドル マイナーチェンジ Core 2 Duo T7100(1.8GHz) 1024MB 120GB Home Premium 20万円前後
VAIO type S店頭モデルの概要(その2)
タイプ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 重量
VAIO type S VGN-SZ74B/B 13.3インチワイド 1280×800 Intel GM965 2層対応DVDスーパーマルチ GeForce 8400M GS 約1.98キロ
VGN-SZ54B/B 13.3インチワイド 1280×800 Intel GM965 2層対応DVDスーパーマルチ GeForce 8400M GS 約1.98キロ

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