三菱電機は11月14日、マルチメディア液晶ディスプレイ「VISEO」シリーズの新製品として、24.1インチワイドモデル「MDT242WG」と22インチワイドモデル「MDT221WG」を発表した。価格はオープンプライスで、予想実売価格はMDT242WGが13万8000円前後、MDT221WGが7万9800円前後だ。いずれも12月7日より発売される。
MDT242WGは、2007年6月に発売された「MDT241WG」の後継モデル。映像入力の切り替えなどが可能なリモコンを付属したほか、新機能として「DIATONEリニアフェイズ」回路も追加した。同回路はスピーカーユニットの特性や開口部の形状などが音質に与える悪影響を補正信号で打ち消す効果を持つ。
それ以外の基本的なスペックはMDT241WGと同様だ。黒挿入、バックライトスキャニング、オーバードライブ回路で動画ボケを低減する「MP ENGINE」や、バックライト制御によるコントラスト拡張技術「Contrast Ratio Optimizer」(CRO)を引き続き搭載する。
液晶パネルはA-MVA方式で、解像度は1920×1200ドット(WUXGA)。表示色は約1677万色(RGB各10ビット中)で、色域はNTSC比72%をカバーする。輝度は500カンデラ/平方メートル、コントラスト比1000:1(CRO動作時2000:1)、応答速度は白黒16ms/中間調6ms、MPRT(動画応答時間)は10ms、視野角は上下/左右ともに178度。
インタフェースは、映像入力にDVI-D(HDCP対応)、アナログRGB、HDMI×2、D5、S-Video/コンポジット共用、音声入力にRCAステレオ×2、ステレオミニ、音声出力に光デジタル、ステレオミニ×2(1つはヘッドフォン出力)を用意するほか、出力5ワット+5ワットのステレオスピーカーも備えている。
本体サイズは558.5(幅)×270(奥行き)×460.3(高さ)ミリ、重量は約11.2キロ。上25度/下10度のチルト調整、左右90度のスイベル調整、約60ミリの昇降調整に対応している。
下位モデルとなるMDT221WGは、1680×1050ドット(WSXGA+)表示対応のTNパネルを採用。黒挿入技術を搭載しつつ、黒挿入による画質への影響を補正するというRGB色補正技術も備えた。表示色は約1677万色(RGB各10ビット中)で、NTSC比92%の広色域に対応する。輝度は300カンデラ/平方メートル、コントラスト比1000:1(CRO動作時2000:1)、応答速度は白黒5ms、MPRT(動画応答時間)は10ms、視野角は上下160度/左右170度。
インタフェースは、映像入力にDVI-D(HDCP対応)、アナログRGB、HDMI×2、D5、音声入力にRCAステレオ、ステレオミニ、音声出力にステレオミニ×2(1つはヘッドフォン出力)を装備。出力3ワット+3ワットのステレオスピーカーとDIATONEリニアフェイズ回路を内蔵する。
本体サイズは509.8(幅)×220.9(奥行き)×404.4(高さ)ミリ、重量は約6.6キロ。スタンドは上20度/下5度のチルト調整に対応する。こちらもリモコンが同梱される。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.