デル史上、最も美しいPC――写真で見る「XPS One」分解フォトレビュー(1/2 ページ)

» 2007年11月19日 14時00分 公開
[後藤治,ITmedia]

 既報の通り、デルが一体型デスクトップPC「XPS One」を正式に発表した。同社は個人向けPCブランドの統合以降、多彩なカラバリ展開や、地デジ対応モデルの投入など、従来“苦手”としてきた分野に積極的に力を注いできたが、ここにきてついに、国内の個人向けデスクトップPC市場で高いシェアを占める一体型モデルもそろえたことになる。XPS Oneの美しいデザインを眺めれば、コンシューマー市場にかけるデルの“本気度”が見えてくるはずだ。

アルミとガラスが美しいオールインワンPC

アルミとガラス、という単語の組み合わせは、別の一体型PCを連想させるが、XPS Oneはガラスとアルミで構成されるスタンドの上に、強化ガラスに覆われた20インチワイド(1680×1050ドット)のディスプレイを搭載する。液晶パネルのスペックは、視野角が上下/左右160度、輝度が300カンデラ/平方メートル(写真=左/中央)。直線を基調としたボディデザインはシャープな印象だ。色は前面を黒、背面をグレーで塗り分けている。なお、付属のマウスとキーボードはワイヤレスで、無線LAN(IEEE802.11n/a/g/b)とBluetooth 2.0+EDRも標準搭載しているため、基本的には電源ケーブル1本でPCを利用可能だ。背面のコネクタは左からIEEE1394(6ピン)、光デジタル音声入力、USB 2.0×4、ライン出力、S-Video入力、ギガビットLAN。なお、背面から伸びたケーブルは、アルミ製の台座の下でまとめることができる(写真=右)

本体左側面のインタフェースは、上からメモリカードスロット(SD/SDIO/MMC/MS/MS Pro/xD/SDHS/SDHD対応)、IEEE1394(4ピン)、USB 2.0×2、ヘッドフォン、マイク、電源ボタン(写真=左)。右側面はスロットインタイプの光学ドライブだけだ(写真=中央/右)。液晶は102度まで倒すことができる(スイベルや昇降機構はない)

液晶ディスプレイの右側に音量調節やミュート、メディアコントロールボタンが並ぶ。ボタンはタッチセンサ式で操作中は青く発光し(特に押しているボタンは強く光る)、指を離すと徐々に通常の明るさに戻っていく。電源投入時や光学メディア挿入時は、光学ドライブのスロットが半円形に光る(写真=左)。液晶ディスプレイの両端にスピーカーを搭載。出力は5ワット+5ワット(写真=中央)。液晶上部に200万画素Webカメラとデュアルアレイマイクを搭載する。Webカメラ使用中はカメラの周囲が青くリング状に光る(写真=右)

2.4GHzの無線式マウスとキーボード。マウスは一般的な2ボタン+ホイールの構成(写真=左)。キーボードは日本語92キーで、両端を手でつかんで操作できるように非常に薄く、右端にメディアコントロールボタンやタッチパッドが並び、左端にクリックボタンを備える(写真=中央/右)。ともにマット調のラバーコート仕上げで、手にしっとりとなじむ(ただし、メディアコントロールはタッチセンサ式で、周囲はつるつるしている)

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