ワイド画面を新搭載した液晶一体型の廉価モデル――「FMV-DESKPOWER EK」2008年PC春モデル

» 2007年12月18日 12時10分 公開
[ITmedia]

奥行き213ミリのボディを維持しつつ19インチワイド液晶ディスプレイを搭載

FMV-DESKPOWER EK30Y

 富士通の液晶一体型PCシリーズで、最廉価となるモデルが「FMV-DESKPOWER EK30Y」だ。従来モデルと同じ1モデル構成だが、ハードウェアの強化が目立つ。

 まず、これまでは1280×1024ドット表示だった17インチスクエアのスーパーファインVX液晶が、1440×900ドット表示の19インチワイドスーパーファインVX液晶に改められた。あわせてチップセットがIntel 945GM ExpressからIntel GL960 Expressに、CPUがCeleron M 520(1.6GHz)からCeleron 530(1.73GHz)に強化されている。また、メモリ容量は1Gバイトのままだが、HDD容量が160Gバイトから320Gバイト(7200rpm)に倍増しているのもポイントだ。

 液晶ディスプレイの大型化に伴って、ボディサイズは445(幅)×213(奥行き)×390(高さ)ミリと横幅が70ミリほどアップしたが、奥行きと高さは前モデルと同じで省スペース性を維持している。OSはWindows Vista Home Premiumで、12月21日から発売される予定だ。予想実売価格は14万円強と秋冬モデル登場時より若干上昇した。

新たに1440×900ドット表示に対応した19インチワイド液晶ディスプレイを搭載(写真=中央)。左側面にDVDスーパーマルチドライブや電源端子(写真=左)、右側面に拡張端子を配置するレイアウトは従来機と共通だ(写真=右)。奥行きは213ミリと前モデルを維持している

背面のカバーを取り外したところ(写真=左)。メモリにはPC2-5300対応のSO-DIMMモジュールを2枚採用。ワンタッチボタンを備えたPS/2キーボードとUSBマウスが付属する(写真=右)

 なお、直販のWEB MARTでは前面のカラーパネルが店頭のスノーホワイトだけでなく、プレミアムシルバー、ミスティックブルー、ショコラブラウンの4色から選べるほか、Core 2 Duo T7250(2.0GHz)のCPUを選ぶことができる。

左から店頭モデルのスノーホワイト、直販限定のプレミアムシルバー、ミスティックブルー

FMV-DESKPOWER EKシリーズの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
FMV-DESKPOWER EK EK30Y 液晶一体型 マイナーチェンジ Celeron 530(1.73GHz) 1024MB 320GB Home Premium 14万円強
FMV-DESKPOWER EKシリーズの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 重量
FMV-DESKPOWER EK EK30Y 19インチワイド 1440×900 Intel GL960 2層対応DVDスーパーマルチ チップセット内蔵 約11.9キロ

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