802.11nドラフト2.0無線LANルータの本命か!?――「AtermWR8500N」実力診断(後編)ライバル機種と徹底比較(3/3 ページ)

» 2008年01月30日 16時00分 公開
[織田薫,ITmedia]
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コンパクトボディで高性能を実現した完成度の高い製品

 以上、AtermWR8500Nを同じクラスの製品と比較してみたが、機能、性能ともに高いレベルにあり、価格設定も妥当だ。アンテナ内蔵のスタイリッシュなボディで高性能を実現していることから、高速な有線/無線LAN機能と省スペースを両立したい人には最適な製品に違いない。無線LAN環境を高速化したいが、3本もの巨大なアンテナが飛び出した無線LANルータをリビングに置くのはためらってしまうという人も、AtermWR8500Nなら安心して導入できるはずだ。

 個人的には、プライバシーセパレータや、2.4GHz/5GHzの同時利用といった機能がないのは残念だが、これらの機能を備えたWZR-AMPG300NHより小型で安価な点は見逃せない。アクセスポイントモードを自動判別してくれるセットアップの容易さや「インターネット悪質サイトブロックサービス」などへの対応を考慮すると、高機能でありながら初心者にも優しい無線LANルータとして幅広いユーザーにおすすめできる。

 従来機種のAtermWR8400Nは、有線LANが無線LANよりも遅いというアンバランスな部分が指摘されていたが、ギガビットイーサネットを採用しつつ小型化も果たしたAtermWR8500Nは、現状ではほとんど欠点のない、完成度が非常に高い無線LANルータといえる。

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