キーボードに加えて、ユーザーがPCを操作する際に欠かせないのがポインティングデバイスだ。本特集で比較する6台は、いずれも2ボタン式のタッチパッドを採用しており、スティック型のポインティングデバイスを備えたものはない。各モデルに搭載されたタッチパッドと左右ボタンのサイズは下表の通りだ。
各モデルのタッチパッド | |||
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製品名 | メーカー | タッチパッド(横×縦) | 左右ボタン(横×縦) |
LaVie J LJ750/LH | NEC | 68×41ミリ | 34×11ミリ |
VAIO type G VGN-G2KAN | ソニー | 64×39ミリ | 31.5×13.5ミリ |
VAIO type T VGN-TZ72B | ソニー | 64×38ミリ | 35×10ミリ |
dynabook SS RX1/T7E | 東芝 | 71×42ミリ | 25×11.5ミリ |
Let'snote LIGHT CF-W7 | パナソニック | 直径44ミリ | 19.5〜24×12〜12.5ミリ |
FMV-BIBLO LOOX R70Y | 富士通 | 70×43ミリ | 25×15ミリ |
それでは、写真とともに各モデルが搭載するタッチパッドの操作性とドライバの機能を確認していこう。
タッチパッドは、LaVie J LJ750/LH、VAIO type G VGN-G2KAN、VAIO type T VGN-TZ72B、dynabook SS RX1/T7Eの4台がアルプス電気製、Let'snote LIGHT CF-W7とFMV-BIBLO LOOX R70Yの2台がシナプティクス製だ。タッチパッド単体での使い勝手については、サイズの比較的大きなdynabook SS RX1/T7EやFMV-BIBLO LOOX R70Yが扱いやすく、円形でサイズが小さめなLet'snote LIGHT CF-W7では、ポインタの移動量が多いときにやや手間取る。ボタンはVAIO type G VGN-G2KANとVAIO type T VGN-TZ72Bが比較的押しやすかった。
とはいえ、いずれのタッチパッドも感度に大きな問題はなく、パッドのフチをなぞることで上下/左右のスクロール操作が行えるほか、コーナータップに任意のアプリケーション起動やショートカット操作を割り当てられるなど、機能面に不満はない。ただし、キーボードの操作中に誤ってタッチパッドに触れてしまうなどの原因で、タップ機能は予期せぬ動作をする可能性がある。そのため、感度、スクロール範囲、コーナータップ範囲などの設定を使いやすいように微調整したり、不要な機能は積極的にオフにすることをおすすめしたい(個人的にはタップ機能をすべてオフにしている)。
次のページでは、各モデルのワンタッチボタンを比較する。
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