新たに登場した「HP Pavilion Notebook PC dv3000/CT」は、1280×800ドット表示対応の13.3インチワイド光沢液晶ディスプレイを備えたノートPCだ。本体表面に「VM Finish」と呼ばれる真空圧着を用いた金属加工処理を施すことで、金属的な質感を前面に打ち出している。従来機と同様、ZEN-designと呼ばれるデザインパターンを採用しており、新たに格子状の「grid」を導入したほか、液晶ディスプレイ天面部分のロゴマークが発光するようになったのが特徴だ。
また、日本では対応機器が発売されなかった独自拡張ポート「Expansion Port」が廃止され、HDMI(Ver.1.2a準拠)とeSATAポート(USBポートと兼用)を標準で実装しているのも目を引く。同社のビジネスモデルに同じ衝撃保護システム「HP 3Dドライブガード」を備え、HDDのデータを衝撃や揺れから守ってくれるのも見逃せない。
チップセットはIntel PM965 Expressで、CPUは45ナノメートルプロセスルールのCore 2 Duo T9300(2.5GHz/2次キャッシュ6Mバイト)と同T8100(2.1GHz/2次キャッシュ3Mバイト)から選べる。メモリはDDR2 1Gバイト〜2Gバイト、HDDが120Gバイト〜250Gバイト、光学ドライブは着脱式の2層対応DVDスーパーマルチドライブを内蔵し、グラフィックスチップはNVIDIA GeForce 8400M GS(ローカルメモリは256Mバイト)となる。標準でIEEE802.11n/a/g/b対応の無線LANとBluetooth、ギガビット対応の有線LANを備えるなど、通信機能も充実している。
本体サイズは320(幅)×228(奥行き)×32.7(厚さ)ミリで、重量は約2キロだが、DVDスーパーマルチドライブを付属のウエイトセーバーに交換することで軽量化が可能だ。なお、バッテリー駆動時間は4セルで約2.1時間、6セルで約3.5時間となる。
発売は4月下旬以降の予定で、OSにWindows Vista Home Premium(SP1非適応)をプリインストールした最小構成時の価格は10万9200円だ。
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