当然ながら、ボディカラーはジェットブラックで、天板は「スパーリングブラック」か「ミッドナイトブルー」への変更も可能だ。「W7プレミアムエディション」を実際に手にしてみると、天板はともかく、キーボード、底面のカラーリングが変わったことで、シルバーが基本のLet'snoteと想像以上に雰囲気が違うことに驚くだろう。かといって、決して奇異な印象を受けるわけではなく、「シルバーではなくブラックこそがネイティブカラーなのだ」と言われたとしても、そのまま受け入れられるほどのまとまりのよさを感じさせる。
とりわけ、ガンメタリックのパッドリングには独特の趣があり、フラットな仕上げのパームレストや、カバー(ディスプレイ)部のラッチを排除した「W7」のシンプルな本体形状とあいまって、絶妙な統一感を出している。さらに、表面仕上げは基本的に従来と同じはずなのに、マットな色合いは手触りの質感すら変わったような印象すらもたらす。
そして、もう1つのマイレッツ倶楽部限定モデルが「W7ワイヤレスWANモデル」だ。これは「W7ハイスペックモデル」(動作クロック1.33GHzのCore 2 Duo U7700、容量250GバイトのHDDを搭載)をベースに、NTTドコモのFOMA HIGH-SPEED(受信最大3.6Mbps、送信最大384kbpsのパケット通信が可能)に接続可能な通信モジュールを本体に内蔵させたオリジナルモデルだ。さらに、Bluetooth(Ver.2.0+EDR)も内蔵している。
天板は独自仕様で、FOMAカードスロットと高感度アンテナを装備。FOMAカードは標準で付属しないが、オンラインでFOMA新規回線申し込み手続きを行うようになっている。
「R7プレミアムエディション」も基本的にこれまでのの“プレミアムエディション”に盛り込まれたコンセプトを継承しているが、新たに、ストレージデバイスとして容量32Gバイトのフラッシュメモリ(SSD)が選択できるようになった。HDD搭載モデルでもその容量は従来の250Gバイトから320Gバイトへと増強されている。SSDを搭載した場合の容量はHDDモデルの10分の1になってしまうが、振動に強いSSDの特徴を考えた場合、Rシリーズの熱心なファンであればSSDモデルを選びたくなるだろうことは想像に難くない。
当然ながら、SSD搭載モデルではアクセス速度が向上する。Windows Vistaの「Windowsエクスペリエンスインデックス」でもHDDのサブスコアが5.9(店頭モデルでは5.3)とアップしている。PCMark05ではドライブパフォーマンスで330%(店頭モデルは4404、SSD搭載モデルは14545)、システム総合パフォーマンスである“PCMarks”も20%(店頭モデルで2605、SSD搭載モデルで3125)と高速化を遂げている。
R1世代から、Let'snoteは存在そのものが“プレミアム”だったようにも思える。いまでこそ、小型軽量を最大限に追求したノートPCや、堅牢性を重視したノートPCも珍しくなくなっているが、初代「R1」の登場時はあくまでもスタンダードなモバイルPCとしての機能と性能を保ちつつ、「軽量」「長時間駆動」「堅牢性能」というプレミアム要素を盛り込んだ点がなによりも驚きであり、その当時から唯一無二のノートPCとして仕上がっていた。そうした要素が受け入れられて、Let's noteは多くのユーザーを獲得している。ほかのユーザーとはひと味違うノートPCを欲するなら、あるいは、“プレミアムの中のプレミアム”を目指すなら、「R7/W7プレミアムエディション」を狙ってみてはいかがだろうか。
※FOMAはNTTドコモの登録商標です。
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企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年6月18日